企業のデータ保護戦略

2017年10月6日投稿 by 伊吹山 正郁

バックアップ テクノロジーの進化について

バックアップ テクノロジーは現在、企業が既存のITインフラを刷新する際の最初の検討事項となっています。データの重要性が増し、アプリケーションとリカバリの要件も厳しくなっていることから、バックアップ テクノロジーは全体的なデータ マネジメント戦略において不可欠な要素となりつつあります。

企業は、バックアップ インフラの近代化においてますますソフトウェアを活用するようになっています。特にアジアではこの10年でそうした傾向が続いており、アプライアンス主導型のバックアップ手法が求められています。クラウドへの移行に伴い、企業は継続して自由で柔軟なソリューションの選択を望んでいます。接続するだけでバックアップするよう設計されたサポート済みAPIを備えたマシンに組み込み、稼働できるエンタープライズツールの開発、その結果、アプリケーションツールとハイパーバイザーに組み込まれたその他のプロセスの開発が増えているのも、当然のことといえるでしょう。

リアルタイムのデータ保護

業界が透明性の高い高速データ保護ソリューションに移行するにつれて、ビジネスリーダーたちは、スケジュールベースではなくリアルタイムで簡単にデータ変更をキャプチャできるソリューションを求めています。企業が常にあらゆるファイルのあらゆるバージョンを復旧できるような、信頼性の高いリアルタイムの保護を実現するには、ネットワークの負荷を最小限に抑えることが非常に重要となります。

Commvaultは、このような戦略を実行しています。例えば、ブロックレベルのバックアップでは、スナップショッ トテクノロジーを効率に優れたブロック ストレージ メカニズムと統合し、バックアップの高速化を図っています。スナップショットは数秒で完了するため、頻繁なブロックレベルのバックアップが可能です。つまり、災害発生時にいっそう柔軟なアイテム単位のリカバリ ポイントを置くことで、RPO(復旧時点目標)を改善できます。

クラウド/物理的なバックアップ手法

Commvaultはお客様に対し、保管場所がオンプレミスかクラウドかを問わず、すべての保管データの単一ビューを提供する、自動化された統合データ保護アプローチの採用を推奨しています。セキュリティ要件はお客様ごとに異なるため、オンプレミスや、より適切なプラットフォームに戻る経路の確保が必要不可欠です。これによって企業は、ベンダーに依存しない柔軟性のあるソリューションを採用し、異なるクラウドプロバイダーやハイパーバイザーの間でデータを移行できるようになります。将来的なインフラを考えた場合、これは便利なソリューションといえます。

「インスタント リカバリ」技術は、企業が損失を減らし、データ セキュリティの欠落をリアルタイムで補完できるようにするディザスタ リカバリ手法です。データ ストレージをめぐる状況の変化に伴い、データベースなどのリソースの生成や、それらのリソースを保護する仮想マシンの生成を自動的に検知できる自動エンジンへの移行が進んでいます。直近のバックアップへのデータ復旧が可能なライブ リカバリツールもありますが、2次ストレージ システムは企業のセキュリティ要件とビジネス プロセスに依存しています。しかしながら、Commvaultはバックアップを全体的に捉え、堅牢なデータ マネジメント戦略の一環として、包括的なデータ マネジメント保護ソリューションを推奨しています。