Commvault v11 Service Pack 9 新機能概要

2017年9月15日にリリースしたCommvaut v11 Service Pack 9 (SP9) の新機能概要を、下記にてご紹介させていただきます。対応要件等の各機能の詳細は、こちらからご確認ください。

バックアップ エージェント

  • インクリメンタル システム ステート バックアップ オペレーション - インクリメンタル システム ステート バックアップ オペレーションは、Windows File System Agentで、最新のバックアップ オペレーションを行った後に変更されたシステム保護ファイルのみをバックアップ対象とすることができます。本機能はバックアップするファイルを最小限に抑えることができるので下記利点をもたらします。
    • システム ステート バックアップ オペレーションを高速化します。
    • バックアップ データによる、メディア容量の消費を抑えます。
       
  • プラガブル データベース トラッキング機能によるOracle 12マルチテナントのサポート - Oracleは、Oracle 12cでマルチテナント機能をリリースしました。マルチテナント機能の一部には、下記2つのメイン データベースがあります。
    •  コンテナ データベース (CDB): CDBには、コントロール ファイル、ディクショナリ、REDO ログなどデータベースの実行に必要なファイルが含まれています。ひとつのCDBに、1つもしくはそれ以上のブラがブル データベースを含めることができます。
    • プラガブル データベース (PDB): PDBには、データファイルとテーブルスペースが含まれています。PDB は、CDB のコントロール ファイルを使用するので、コントロール ファイルは含まれていません。それぞれのPDBは、ユニークなデータベース IDを持っています。

Oracle 12cを使用している場合、ひとつのCDBからPDBを削除し、そのPDBを新しいCDBへ接続することでソフトウェアのパッチ適用やメンテナンスをシンプルに行なうことができます。PDBを新しいCDBインスタンスへ移動する際、Oracleは、データベース バックアップ情報をオリジナルのCDBインスタンスから削除するので、新しいCDBインスタンスがそのバックアップ情報で更新されなくなります。Commvault Oracle Agentソフトウェアは、PDBとそのコンテナ データベースを、ある特定時点でトラッキングし、ポイントインタイム リストア オペレーションが行なえるようCDBを特定することができます。

Commvaultソフトウェアは、バックアップ データにPDBデータベースIDを含めることができます。コマンド ラインからスクリプトを実行することで、下記のPDB情報を表示することができます。

    • バックアップを実行したクライアント名
    • Oracleインスタンス名
    • Oracle PDB名
    • バックアップ作成時間
    • バックアップ終了時間
    • PDBデータベースID

この情報を取得後、RMANスクリプトを実行すれば、PDBを新しいCDBに接続、もしくはPDBをクローンすることができます。

仮想化

  • VMware仮想マシンからOpenStackインスタンスへのコンバージョン - VMware仮想マシンをバックアップからリストアする際、VMware仮想マシンをOpenStackインスタンスとしてリストアすることができます。本オプションは、ご使用のCommvault環境の仮想クライアントをKVMハイパーバイザー用に構成している場合ご利用いただけます。本コンバージョンにより、すべてのVMディスクにシンダー (cinder) ボリュームを作成し、ブート可能なシンダー ボリュームを使ってインスタンスを開始します。

スナップショット管理

  • Tegile Systems社のストレージ アレイをIntelliSnapでサポート - Commvaultソフトウェアは、カスタム スクリプトなしで多数のアプリケーションとストレージ プラットフォームのスナップショット オペレーションを管理できるようIntelliSnapテクノロジーを提供しています。本Commvault SP9では、Tegileストレージ アレイのサポートを追加しました。
     
  • EMC Unity ストレージ アレイのサポート: ネットワーク共有、Microsoft Hyper-V用Virtual Server Agent、VMware用Virtual Server Agent - Commvaultソフトウェアは、カスタム スクリプトなしで多数のアプリケーションとストレージ プラットフォームのスナップショット オペレーションを管理できるようIntelliSnapテクノロジーを提供しています。 IntelliSnapは、すでにEMC Unityストレージ アレイ上のLUNのスナップショット オペレーションをサポートしていますが、本Commvault SP9からは、Unityストレージ アレイ上のCIFSとNFSベースの共有ファイルシステムにも対応しました。さらに、IntelliSnapは、Unityストレージ アレイで、Microsoft Hyper-V用Virtual Server AgentとVMware用Virtual Server Agentの両方をご使用いただけるようになりました。

レポート

  • クラウド サービスを使ったCommCellアラート - Cloud Servicesウェブサイトを使用することで、どこからでもCommCellアラートを監視することができます。過去1週間分のアラートは、Worldwideダッシュボート、CommCell Group ダッシュボート、CommCellダッシュボードに表示されます。また、CommCellアラート レポートにも表示されます。アラートの数と重大度はダッシュボードに表示され、関連するジョブIDやアラート基準などの詳細情報はレポートに表示されます。

ツールとユーティリティ

  • ObjectStore用のCDMI APIサポート – Commvaultは、ObjectStoreレポジトリにアクセスするため、アプリケーションが、既存のクラウドデータ管理インターフェース (CDMI: Cloud Data Management Interface) をシームレスに使用できるようAPIを提供しています。 CDMIは、アプリケーションがクラウドストレージ内のデータオブジェクトにアクセスし管理するためのインターフェースを定義する業界標準です。主な機能は下記の通りです。
    • CDMI APIは、Webコンソール上でホスティングされているRESTサービスとして実装されています。
    • アプリケーションは、CDMIサーバー用の既存のインフラストラクチャを使ってObjectStoreにアクセスすることができます。