CommServeの復旧手法と必要なライセンスについて

万が一のCommServeサーバーの災害やシステム障害に備え、CommServeデータベースのバックアップを取得しておくことが大切です。CommServeデータベースのバックアップには、大きく分けて下記2つの方法があります。

  1. Disaster Recoveryバックアップ機能を使って、CommServeデータベースのバックアップをする
  2. Microsoft SQL Server Agentを使って、本番サイトのCommServeデータベースをDRサイトへ複製する


1. Disaster Recoveryバックアップ機能を使って、CommServeデータベースのバックアップをする

Commvaultに標準で備えたDisaster Recovery (DR) バックアップを実行することで、CommServeデータベースをバックアップすることができます。デフォルト設定では、フルDRバックアップが1日に1回実行されます。DRバックアップの回数を増やしたい場合や、バックアップ時間が長すぎるといった場合は、差分DRバックアップを1日に複数回実行するようスケジューリングすることも可能です。差分DRバックアップは、前回のフルバックアップからの変更データのみをバックアップするので、バックアップ容量が小さくなり、バックアップに掛かる時間も短くなります。

サーバー損失の際には、新しいCommServeサーバーへ、最新のDRバックアップからCommServeデータベースをリストアすることで、CommServeサーバーを復旧することができます。リカバリ時間を短くしたい場合は、DRサイトに予め代替CommServeサーバーを用意しておきます。

DRバックアップの手順は下記の通りです。

Step 1: DRバックアップのエクスポート先を設定します。エクスポート先には、ネットワーク共有ドライブもしくはローカルドライブを選択可能です。

Step 2: ディザスタ リカバリのストレージ ポリシーを設定します。

Step 3: 本番サイトのCommServeデータベースのDRバックアップを実行します。

詳細は下記をご覧ください:
https://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=features/disaster_recovery/c_cs_dr_backup.htm

必要なライセンス:

DRバックアップを使ったCommServeデータベースのバックアップは、Commvault標準機能ですので、追加のライセンスは必要ありません。また、DRバックアップによりライセンスを消費することもありません。



2.Microsoft SQL Server Agentを使って、本番サイトのCommServeデータベースをDRサイトへ複製する

DRサイトにスタンバイCommServeサーバーを構築し、本番サイトのCommServeデータベースを定期的に複製することで、CommServeデータベースのリカバリに掛かる時間を短縮できます。

この手法では、CommvaultのMicrosoft SQL Server Agentを使用し、本番サイトのCommServeサーバーから、CommServeデータベースとトランザクション ログのバックアップを実行します。そして、DRサイトのスタンバイCommServeサーバーへデータベースのリストアを行います。

詳細は下記をご覧ください:

CommServe Recovery Using a High Availability Standby CommServe Host
http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=43603.htm

 

必要なライセンス:

本手法を使用する場合は、本番サイトのCommServeサーバー側とスタンバイCommServeサーバー側で、CommvaultのMicrosoft SQL Server Agentを使用できるライセンスが必要となります。

例えば、

  • 容量ライセンス DPAまたはDPEをご使用の場合は、CommServeデータベースのバックアップ容量がライセンス メーターでカウントされます。
  • 容量ライセンス DPAまたはDPE以外をご使用の場合は、別途DPAまたはDPEライセンスをご購入ください。

[2018年6月6日更新]