VMware ESXi 6.0 CBTの不具合がCommvaultに与える影響について

下記不具合について、2015年11月25日にVMware社よりパッチがリリースされました。VMware社から下記にてリリースされたパッチをインストールすれば、Commvaultのホットフィックスをインストールする必要はなくなりました。また、すでにインストールしていただいたCommvaultのホットフィックスは、アンインストールしなくても、VMwareのパッチを適用したESXi 6.0ホストのバージョンを検出し、自動的にCBTを使ったバックアップへ戻します。

[2015年11月30日更新]


VMware社が、下記ナレッジベースにおいて、VMware CBT (Changed Block Tracking) APIコールにおける問題を報告しました。

この問題は、ESXi 6.0上の仮想マシンのバックアップに影響を及ぼす可能性があり、Commvaultは、Simpana 10 Service Pack 10以降の仮想マシンのバックアップにおいて、CommCellにリスクが発生する可能性があると判断しました。

問題: このAPIコールは、不正な変更セクターを返す可能性があり、不完全な増分バックアップを引き起こす原因となります。増分バックアップにおけるエラー表示はなく、データ損失につながります。また、どのVMがこの問題によって影響を受けるのかを見つける判断基準もありません。

状況: VMware ESXiのエンジニアリング チームは現在修正モジュールを開発しており、ESXi 6.0 Update 2で修正が予定されていますが (2015年11月19日時点の情報)、現時点ではリリース予定日の情報はありません。

回避策: 当面の回避策として、VMwareは現在、ESX 5.5とVMハードウェア バージョン10へダウングレードするよう提案しています。もしくは、ユーザーは、増分バックアップを実行する前、もしくはフルバックアップを実行する前に、VMをシャットダウンするという選択もあります。詳細な情報は、VMwareのナレッジベース 「Backups with Changed Block Tracking can return incorrect changed sectors in ESXi 6.0 (2136854)」 と「VDDK 6 release notes」をご覧ください。

Commvault Books Onlineにも、本VMware CBTに関する問題の詳細を掲載しています。

Commvaultの推奨

ESXi 6.0 Update 2がリリースされるまで、Commvaultは、現在ご利用のSimpanaのService Packバージョン用のホットフィックスを、全Virtual Server iDAにインストールすることをお奨めします。ホットフィックスをインストールしない場合は、本不具合の影響を受けたバックアップからデータをリカバリできない可能性があり、データ損失の原因となります。

ホットフィックスは、パッチを適用したすべてのVirtual Server iDA にロジックを追加することで、影響を受けるESXi 6.0ホストを検出し、CBTの代わりにCRCを使用します。ホットフィックスを適用すると、その次のバックアップは、データの整合性を確認するため自動的にフルバックアップが実行されます。そして、その次の増分バックアップからCBTの代わりにCRCを使用します。CRCは、変更ブロックを見つけるために必要なプロセスが多いため、通常よりジョブの実行に時間がかかります。

※この変更を行った後フルバックアップが行われるため、データ量の増加が見込まれます。ライブラリ使用容量が追加で必要になることを考慮に入れてください。

VMware社よりESXi 6.0 update 2がリリースされたら、そのままESXiホストへ適用してください。Commvaultソフトウェアの観点から追加で必要なアクションはありません。パッチを適用したESXi 6.0ホストのバージョンを検出し、自動的にCBTを使ったバックアップへ戻します。

ホットフィックスのダウンロード

[2015年11月20日掲載]