Simpana 10 Service Pack 7 新機能概要

2014年6月15日にリリースしたSimpana 10 Service Pack 7 (SP7) の新機能概要を下記にてご紹介させていただきます。対応要件等の各機能の詳細は、こちらからご確認ください。

バックアップ:

  • PSTアーカイブ – PST (Personal Folder Table) ファイル等のMicrosoft Outlookデータ ファイルは、ユーザーのローカル コンピューター、ネットワーク共有、またはその両方に置かれている可能性があります。ユーザーがメールをやり取りしたり、カレンダー アイテム、タスク、ジャーナル エントリー等を追加するといったタスクを実行したりすると、PSTファイルの数やサイズは急速に増えていきます。PSTアーカイブは、PSTファイルを効率的に管理するためのエンタープライズ ソリューションを提供します。PSTファイルが、ローカルのワークステーションにあっても、共有のロケーションにあっても、またその両方にあっても対応可能で、PSTファイルをセカンダリー ストレージへアーカイブし、そこからエンドユーザーが利用できるようにします。PSTアーカイブの主な機能は下記の通りです。
    • アーカイブしたPSTファイルからのEmailのブラウズ、検索、リストア
    • 保存元の場所からPSTファイルを永久に削除すること。また、コンプライアンス要件を満たすため、セカンダリー ストレージ上でアーカイブしたコピーのみを保存しておくこと
    • Laptop Backup 機能を使って、PCやノートブックに保存されているPSTファイルを自動的に収集すること
    • ファイル、ノートブック、またはネットワーク共有上のユーザー ホーム フォルダーをベースに、PSFファイルを所有する人を検出すること
    • 受信時刻をベースに、特定のメッセージをエージングすることにより、セカンダリー ストレージ上の容量を再利用すること
    • ユーザーが自分で、Outlook Add-In、Outlook Web Access (OWA)、Universal Recall Link、Webコンソールを使ってアーカイブしたメッセージのリカバリを行うこと
  • リコール用Macintosh Finder Plug-In – このFinder plug-inを使うと、Macintoshコンピューター上のFinderから、アーカイブしたデータを直接レビューし、リコールすることができます。
  • Microsoft SQL Server 2014への対応 – Microsoft SQL Serverエージェントを、Microsoft SQL Server 2014エディションをホスティングしているコンピューターにインストールすることができるようになりました。
  • CommServeへ接続することなくSQLトランザクション ログのバックアップを可能に - CommServeと接続することなく、トランザクション ログのバックアップを実行できるようになりました。これにより、CommServe の負荷を減らし、同時に稼働するジョブの合計数を減らすことができます。
  • MySQLのコマンド ライン対応 – XML テンプレート ファイルを使ってCLIからバックアップ/リストア オペレーションが行えるようになりました。
  • PostgreSQLのコマンド ライン対応 – XML テンプレート ファイルを使ってCLIからバックアップ/リストア オペレーションが行えるようになりました。

重複排除:

  • 重複排除データベース (DDB: Deduplication Database) の再同期 – DDB再同期機能を使って、DDBとCommServeデータベース間の不整合を一致させることができます。DDBはオンラインになり、メンテナンス モードから再利用可能な状態へ戻ります。
    DDBの再同期は、CommServe ディザスタ リカバリ (DR) リストアの後のDDBの封印を妨きます。その結果、ディスク ライブラリのディスク使用量を節約できます。
  • 重複排除データベース (DDB: Deduplication Database) のパフォーマンス対策 – CommCellでDDBのパフォーマンスに劣化が生じた場合、DDBしきい値でイベントやアラートを受け取ることができるようになりました。DDBのパフォーマンスは、Average Query and Insertion (QI) 時間のしきい値で計測されます。アラートはデフォルトで有効になっており、DDBのQI時間が、2 msecの70、80、90%に達するとアラートが送られます。

 lIntelliSnap:

  • IntelliSnap対応アレイの追加 – IntelliSnapテクノロジーは、スナップショット オペレーションを標準化し、アプリケーションやストレージ プラットフォームに関係なく、同じように見え、同じように操作することを可能にします。IntelliSnapは、業界で最も幅広い種類のストレージ アレイに対応し、カスタム スクリプトの作成なくスナップショットを自動管理することで、ストレージ投資の価値を高めます。IntelliSnapは、Dell、EMC、Fujitsu、Hewlett Packard、Hitachi Data Systems、IBM、NetApp、Nimble Storageのスナップショットに対応しています。
    Simpana 10では、Huawei、Oracle ZFS、DataCore SANsymphony-V、Fujitsu DX3などさらに多くのアレイに対応しました。

モバイル:

  • Appleデバイスからのライブ ブラウズ – CommVault Edgeモバイル アプリを使って、ご使用のコンピューターの全コンテンツを参照することができます。バックアップしたデータもバックアップしていないデータも参照可能です。

サーバー:

  • テープ カタログを使用してエージングされたデータの復旧 – 障害で紛失したデータは、進行中のオペレーションに悪影響を与えるため、迅速なデータ復旧が求められます。好ましいのは、ディザスタ リカバリ バックアップからデータを復旧することですが、もしそこにデータが存在しなくて、そのデータがテープ メディアへバックアップされている場合、テープ カタログ機能を使用することができます。この機能を使って、テープをカタログ化し、そこに含まれるジョブをデータベースにバック マージしてリストアできるようにします。テープ カタログの主な機能は下記の通りです。
    • テープ メディアからのディザスタ リカバリ (DR) バックアップ ジョブの取り出し:
    • メディア上で利用可能なディザスタ リカバリ バックアップ ジョブを、新規または別に存在するCommServeにリストア
    • 削除したエントリーからのデータのリカバリ:
    • 実際のデータがテープ メディアにまだ存在する場合、削除したエントリー (クライアント、バックアップセット、ストレージ ポリシー、またはコピー) に関連するバックアップ ジョブからのデータの復旧
    • どこのCommCellからでも、テープ メディアからデータ ジョブをリストア:
      本カタログ機能を使ったテープ オリジン (所属元のCommCell) とテープ内容の表示。マージ操作を使ったCommServeデータベースへのテープからのリストア 
  • スペア テープ メディアからのデータの物理削除 – “完全消去”操作を実行して、スペア テープ メディアからすべてのデータを削除できるようになりました。“完全消去”の操作は、“クイック消去”とは異なり、スペア テープ メディアからデータを物理的に削除します。“クイック消去”消去は、OML (On-Media-Label) を上書きすることでデータを論理的に削除します。

 仮想化:

  • Linux ファイル システム サポートの拡張によるLive File Recoveryの対応 (VMware) – Live File Recoveryは、バックアップ時にアイテム レベルのメタデータを収集することなく、バックアップ データのライブ ブラウズをext4を含む多数のファイル システムで可能にします。本機能で、Windows VMのバックアップからのファイル/フォルダーのリストアと、ext2/ext3/ext4/XFS/JFS/Btrfsファイル システムを使用しているUnix VMのリストアをサポートします。 Live File Recoveryは、バックアップ時間の短縮が重要である場合にも役立ちます。ただし、本機能を使用するとバックアップ時間は短縮できますが、ファイルやフォルダーのブラウズに必要な時間は長くなります。ファイルやフォルダーをバックアップから復元するために、テンポラリのNFSデータストアとしてバックアップ データをマウントし、ファイルやフォルダーを参照してリストアすることができます。 
  • VMware とHyper-V 間の仮想マシン ディスクのコンバージョン – 仮想マシン ディスク ファイルのリストア プロセスの一部として、ディスクを新しいフォーマットへ変換することが可能です。
    • VMDKフォーマットのVMware仮想マシン ディスクを、VHDまたはVHDXへ変換
    • VHDXフォーマットのHyper-Vディスクを、VMDKへ変換

変換したディスクは、既存VMへのアタッチや、新しいVMの作成に使用できます。ディスクのコンバージョンは、ひとつのプラットフォームから別のプラットフォームへデータを移行するのに使用したり、また、仮想マシン移行の最初のステップとして使用したりすることができます。
ディスクのコンバージョンは、Windows VMまたはLinux VMのシンまたはシック ディスク プロビジョニングを使ったディスクで、フルまたは増分バックアップから行えます。
変換したディスクから作成された仮想マシンは、VMwareまたはHyper-Vに直接作成された仮想マシンと同じプロセスを使ってバックアップ/リストアすることができます。
ディスクのコンバージョンは、差分バックアップや、複数のスナップショットを持つ仮想マシンに対しては行えません。