Simpana 10 Service Pack 8 新機能概要

2014年9月16日にリリースしたSimpana 10 Service Pack 8 (SP8) の新機能概要を下記にてご紹介させていただきます。対応要件等の各機能の詳細は、こちらからご確認ください。

サーバー:

  • Global Repository Cell (GRC) – GRCとは、PodCellと呼ばれる他のCommCellシステムのジョブをセントラルレポジトリーとして集約するCommCellシステムのことです。PodCellでバックアップしたジョブは、GRCからAUXコピーまたはリストアすることができます。GRCの主な機能は下記の通りです。
    • 他のCommCellコンピューターのブラウズ/リストア/AUXコピー ジョブ: PodCellとGRC間でメタデータを転送し続けるので、PodCell上で利用可能なジョブをブラウズすることが可能です。GRCがバックアップ データへアクセス可能なら、そのGRCにとってローカルなクライアントへ、異機種へのリストアまたはAUXコピーを実行することができます。
    • コンフィグレーションの標準化: スケジュール ポリシー、ユーザー、ユーザー グループ、アラート コンフィグレーション、エクスポート ロケーションといったコンフィグレーション データを、GRCからPodCellへプッシュすることができます。これにより、PodCell全体のコンフィグレーション データを統一することが可能です。

 バックアップ:

  • AlwaysOn MSSQL可用性グループ - AlwaysOn可用性グループに対するSimpanaのデータ保護機能は、Microsoft SQL Server 2012とSQL Server 2014データベースに高可用性とディザスタ リカバリ ソリューションを提供します。MSSQL可用性グループ クライアントは、可用性グループ用に設定しているバックアップ プレファレンスとバックアップ プライオリティをベースに可用性データベースを保護し、シングル エントリー ポイントでバックアップ/リストアを行うことを可能にします。 
  • ファイルシステム データのブロックレベル バックアップのサポート (AIX/Linux) - ブロックレベルのバックアップを使って、ネイティブのスナップまたはハードウェアのスナップ エンジンを使用したファイルシステム データの物理ディスク ブロックのバックアップを行うことができます。一般的に小さいサイズのファイルが多数ある環境では、ブロックレベルのバックアップは、ファイルシステム ベースのバックアップより、より良いパフォーマンスを提供することができます。主な機能は下記の通りです。
    • バックアップするデータを含む物理ディスク ブロックのみをバックアップすることで、高速バックアップを実現します。
    • ボリューム全体に対しディスクイメージ ベースのバックアップを行うことで、スキャン時間を削減し高パフォーマンスを実現します。特にファイルシステムが、多くの小さいサイズのファイルを持っている時に有効です。
    • ブロックレベルのインクリメンタル バックアップは、ファイルシステムが非常に大きいファイルを持っている時に有効で、より少ないデータ量で高速にバックアップを実行します。
    • オプションでファイルシステム スキャンが行えます。バックアップ時にファイルシステム スキャンを有効にすることで、バックアップしたファイルの一覧を見たり、ファイル プロパティ ベースで特定のファイル名の参照や検索をしたりすることが可能になります。
  • Hyper-V環境でのVirtualize Meのサポート – Virtualize Meは、物理コンピューターを仮想マシンへコンバートする機能で、物理コンピューターのクローンを作成することができます。主な利点は下記の通りです。
    • 物理コンピューターを仮想マシンへ、迅速に信頼性の高いコンバートを行うことが可能です。
    • 物理コンピューターが使用不可になった際、利用可能なバックアップ データを使用して、仮想マシンを作ることができます。
    • 仮想マシンを作る前に、ネットワーク、ディスク構成、ディスク プロビジョニングといったクライアント コンピューターの構成をカスタマイズすることができます。

アーカイブ:

  • Exchangeメールボックスのバックアップ クォータ - 本機能は、管理者がメールボックス レベルで利用制限を設定することで、電子メール メッセージがバックアップ ストレージ容量を使い過ぎないように管理することができます。メールボックスがその割り当て制限容量に近づくまたは超えると、メールボックスの所有者に電子メールで通知されます。管理者には、通知のコピーが送られます。
    また管理者はメールボックスで使用しているバックアップ ストレージの使用量統計データが分かるメールボックス クォータ使用レポートを見ることにより、メールボックス バックアップ ストレージの使用量を監視することができます。
  •  Exchangeメールボックスのエンドユーザーによる消去 - 本機能は、保存している電子メールをユーザー自身がブラウズし、必要のないメッセージを自分で消去することを可能にします。例えば、ユーザーは、添付つきのメッセージを消去するといった操作が可能になります。
     ユーザーはメッセージを消去した後に空き容量を確認できます。

 重複排除:

  • 重複排除データの検証– 本機能は、ディスク上のユニークなデータブロックを、重複排除/ CommServeデータベースに含まれている情報でクロスチェックすることを可能にします。
    重複排除データ検証機能を使用することで、
    • データが、リストアとAUXコピー操作に有効であることを確認できます。
    • 複数の重複排除バックアップ ジョブで参照されているユニークなデータ ブロックは、一回だけ読み込み、検証するので、すべてのジョブでデータ検証処理を行うよりも時間を削減することができます。

仮想化:

  • 仮想マシンコンバージョン (VMwareからMicrosoft Hyper-V) – VMwareの仮想マシンをリストアする際、Microsoft Hyper-Vとしてリストアし、新しいHyper-V仮想マシンを生成することができます。本機能により、VMware仮想マシンをHyper-V環境用に複製したり、VMwareからHyper-VへVMをマイグレーションしたりすることができます。

Edgeバックアップとアクセス:

  • プライバシー - 本機能により、クライアント オーナーではないユーザーや管理者が、クライアント上のデータを閲覧するのを防止することができます。

クラウドサービス:

  • EDC Veeamのサポート - 外部データ収集機能 (EDC: External Data Collector) により、Veeam環境からの情報を収集し、データを、クラウド環境の仮想CommCellへ統合することができます。
  • NetBackup のファイルレベル分析-NetBackupファイルレベル分析 (FLA: File Level Analytics) 用の外部データ収集機能 (EDC: External Data Collector) を使って、バックアップ情報をSimpanaへインポートし、収集したデータをベースにFLAレポートを生成することができます。