「Commvault v11 IntelliSnap for NEC iStorage M Series設定/動作確認手順書」の概要

NEC iStorage + Commvault IntelliSnapソリューション

Commvault IntelliSnapは、Commvaultのハードウェア スナップショット管理機能です。IntelliSnapを、NEC iStorage M Seriesとその管理ツール (iStorage ControlCommand、WebSAM iStorageManager) と連携することで、以下が可能になります。

  • アプリケーション/仮想マシンと整合性のあるバックアップ - アプリケーション (Oracle Database、Microsoft SQL Server等) や仮想マシン (VMware/Hyper-V) の整合性を確保した状態で、一次バックアップとしてストレージ内にReplication Volume (RV) またはLink Volume (LV) を取得することが可能になります。
  • バックアップ データの筐体外保管 - iStorage M Series内に作成したRVから、二次ストレージやテープ、クラウド等へバックアップ コピーを取得することで、バックアップ データの外部保管が可能になります。
  • ファイル単位のリカバリ -  ストレージ側の復元機能を利用したリストアの場合、ボリューム全体がリストアされるため、個々のファイルのリストアを行うことはできません。Commvaultのスナップ コピー ジョブを利用すると、RV内に格納されたデータから個々のファイルのリストアを行なうことができます。

cvlt_nec_istorage検証内容

今回の動作検証では、以下の項目の検証を行い、問題なく動作することを確認しました。

  • 一次バックアップ (スナップ コピー) -  Commvault IntelliSnapから、NEC iStorage M Series の持つレプリケーション機能 (DDR: DynamicDataReplication) または スナップショット機能 (DSV: DynamicSnapVolume) を制御し、バックアップ ジョブ (スナップ コピー ジョブ) の実行ができること。
  • 一次バックアップ (スナップ コピー) からのリストア - NEC iStorage M Series のRVまたはLVから、Commvault を使用してボリューム単位およびファイル単位でデータのリストアができること。
  • 二次ストレージへのバックアップとリストア -  NEC iStorage M Series のRVまたはLVを、Commvaultを使用してNEC iStorage HSへ格納できること。また、二次ストレージに格納したデータから、Commvault を使用してリストアができること。

構成方法

業務サーバーからは、NEC iStorage M310 に対して FC 経由で接続しています。業務サーバー上のボリュームを NEC iStorage M Series のもつレプリケーション機能 (DDR) または スナップショット機能 (DSV) を使用して、M310内に一次バックアップを取得します。その後、一次バックアップから、NEC iStorage HS に対して二次バックアップを取得します。ストレージ側の制御や、バックアップ データの管理はすべて Commvault が行います。

Commvault のコンポーネントは、業務サーバーに File System iDataAgent (iDA) および MediaAgent (MA) をインストールし、バックアップ サーバーに CommServe (CS) および MediaAgent (MA) をインストールしました。

 

ドキュメントのダウンロード

 

  • NEC iStorage用語
    • DynamicDataReplication (DDR): 任意の時点で、業務ボリューム(MV)の複製ボリューム(RV)を作成します。
      • Master Volume (MV)
      • Replication Volume (RV)
    • DynamicSnapVolume (DSV): 任意の時点で、論理ディスクのスナップショットを瞬時に作成します。
      • Base Volume (BV)
      • Link Volume (LV)
      • SnapShot Volume (SV
  • Commvault用語
    • CommServe (CS): Commvaultの統合管理サーバーです。CommCell管理コンソールから、Commvaultの全機能の設定と管理が行えます。
    • MediaAgent (MA): バックアップ対象クライアントから送られたデータを、さまざまなストレージへ保管します。
    • intelligent DataAgent (iDA): バックアップ/リストア対象とするクライアント上にインストールするエージェント モジュールです。今回はFile System iDataAgentを使用しています。