第2回 バックアップとアーカイブって何が違うの? アーカイブのメリットは?

  
バックアップとは、プライマリー ストレージに保存されているデータのコピーを、セカンダリー ストレージに作成することです。バックアップしても、元のデータはプライマリー ストレージに保持されたままです。

アーカイブとは、プライマリー ストレージに保存されているデータを、セカンダリー ストレージに移動してしまうことです。アーカイブすると、元のデータはプライマリー ストレージからはなくなります。

アーカイブを利用すると、下記メリットがあります。

  • 通常、高価なハードウェアを使用しているプライマリー ストレージの空き容量を増やし、ストレージを有効に活用することができます。
  • バックアップ対象となるデータ容量が減るので、バックアップ時間を短縮することができます。
  • テープやクラウド上のオブジェクト ストレージへアーカイブすることで、より信頼性の高いメディアにデータを長期保管することができます。

Simpana OnePass機能

アーカイブの導入で、こうしたメリットを享受することができるのですが、バックアップ製品とアーカイブ製品をばらばらに購入すると、複数回データを処理することが必要になり[下図左]、多くのリソースと時間を消費します。

SimpanaにはOnePass (ワンパス) という機能があり、バックアップ、アーカイブ、レポーティングに必要なデータ収集プロセスが1回ですむよう設計されています[下図右]。これにより、ばらばらの製品を使った場合に掛かるデータのスキャン、インデックス、移動の時間を全体で50%以上削減することができます。OnePassは、データを収集、保持し、データの種類に関するレポートを効率的に作成できるよう設計されているので、データ量の増加を常に把握しておきたいお客様にも最適です。

OnePassで収集したデータは、重複排除/暗号化され、インデックスをつけてContentStoreと呼ばれる仮想的にひとつのデータ リポジトリーに保存されます。そして、その保存されたデータは、バックアップ兼アーカイブ用コピーとして機能します。

 
収集したデータがアーカイブ条件を満たすと、元のデータを削除するか容量の小さいスタブ ファイルに置き換えることができます。スタブはセカンダリー ストレージへ移動したアーカイブ データへのポインターとなり、データがアーカイブされた後も、ユーザーは、スタブをクリックするだけで、アーカイブ データをいつでも素早く取り戻すことができます。

 
このように、バックアップとアーカイブの処理をひとつにまとめることで企業のデータ処理を合理化し、企業が保存すべきデータのコピー数を減らすことができます。

アーカイブ機能を利用することで、ContentStore内のデータを最適なコスト階層のストレージに自動的に配置することもできるので、古くなったデータを、高価なストレージから、より安価なディスクへ、そしてテープ、さらにはクラウドへと段階的に移動することができます。また、アーカイブしたデータに保持期限を設定することで、不要になったデータを自動的に完全削除することも可能です。

 

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2015.07