第3回 ストレージについてくるスナップショット管理ソフトウェアではだめなの?

NEC、Pure Storage、Nutanix、NetApp、HP、Hitachi、Fujitsu、EMC等、さまざまなベンダー様がハードウェア スナップショットに対応したストレージ製品を提供しています。こうしたスナップショット対応ストレージ製品を購入すると、スナップショット管理ソフトウェアも一緒に各ストレージ ベンダー様より提供されます。

一方で、Commvaultも、ソフトウェア製品でIntelliSnapと呼ばれるハードウェア スナップショット管理機能を提供しています。様々なベンダー様のストレージ製品に対応するため、Commvaultでは「IntelliSnap Connect」プログラムを用意しており、このプログラムに参加されている多くのベンダー様と一緒に、各社のハードウェア スナップショット機能とCommvaultとの連携を図っています。 
(IntelliSnap対応リストはこちらからご覧いただけます)

では、各ベンダー様は標準でスナップショット管理ソフトウェアを提供しているのに、なぜ、Commvaultのスナップショット管理機能と連携を図る必要があるのでしょうか?

ストレージ ネイティブのスナップショット管理ソフトウェアとCommvaultのスナップショット管理機能の違い

各ベンダー様が標準で提供するストレージ ネイティブのスナップショット管理ソフトウェアは、通常、ボリューム単位のスナップショット作成機能を提供します。一日に複数回スナップショットを作成することで、リカバリ ポイントをいくつも確保し、復旧までの時間を短縮します。

一方、CommvaultがIntelliSnapで提供しているスナップショット管理機能を使うと、アプリケーションと整合性のあるハードウェア スナップショットの作成が可能になります。IntelliSnapで取得したスナップショット データは、スナップショットの実行だけでカタログ化することもでき、データの検索が可能になります。また、ストレージ システムのハードウェア故障に備え、テープ等の外部メディアへのデータ保管もサポートします。

IntelliSnapが提供する主な機能を下記に3つご紹介させていただきます。

  1. アプリケーションとの整合性

    • ストレージ ネイティブのスナップショット管理ソフトウェアでは、ストレージからアプリケーションの動きが分かりません。この問題を解決するには、ユーザーは⾃分でスクリプトを作成するしかありません。この⼿間は膨⼤で、例えばひとつのアプリケーションで、1,200個ものスクリプトを必要としたケースもあります。
    • IntelliSnapなら、⾃分でスクリプトを作成することなく、アプリケーションと整合性のあるハードウェア スナップショットを簡単に実⾏することが可能です。
  2. インデックス機能と検索

    • 最近のストレージ システムは、数千個ものスナップショットを保持することができるものまでありますが、これらのスナップショットの中から必要なデータを見つけ出すのは大変です。そのため、ボリューム単位のスナップショットをいくつか保持しておくというのが一般的な使い方です。
    • IntelliSnapならインデックス機能があるので、バックアップを取得しなくてもデータにインデックスをつけカタログ化することができます。これにより、スナップショットから欲しいデータを検索し、リストアすることができるようになります。データの外部保管は必要ないと考えるユーザー様の場合、IntelliSnapを使えば、外部保管ストレージを用意しなくても、スナップショット対応ストレージとCommvaultを用意するだけで従来のバックアップを行う目的が果たせるようになります。
    • Gartner社によると、「2016年までに、企業の20%が (2014年では7%)、従来のバックアップ/リカバリを放棄し、スナップショット/レプリケーション テクノロジーのみを採用するでしょう」と言われています。
      引用: Gartner 2014 Magic Quadrant for Enterprise Software and Integrated Appliances
  3.  スナップショットからのバックアップ実行

    1. そうはいっても、多くのユーザー様がデータの外部保管を必要とされています。Commvaultを使用してスナップショットを行うことで、そのスナップショットから従来のバックアップを実行することができます。これにより、本番環境にほとんど影響を与えずバックアップを取得し、ストレージの外部メディア (セカンダリー ストレージ、テープ、クラウド ストレージ等) にデータを保管することができます。データ容量が非常に多く、バックアップ時間が足りないというユーザー様には、バックアップ ウィンドウを気にする必要がなくなり、最適なソリューションとなります。
       
      snapshot and backup

 
このように、ほとんどの主要ストレージ ベンダー様は、各社ストレージのユーザー様がハードウェア スナップショット テクノロジーを最⼤限に活かすことができるよう「IntelliSnap Connect」プログラムに参加しているというわけです。

 

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掲載日 2015.07 | 更新日 2016.06