第1回 Commvault管理コンソールにはどんな種類があるの? 表示言語の切り替え方法は?

この技術ブログでは、Commvaultに興味をお持ちの方、Commvaultを評価してみたい方、既にCommvaultをお使いの方を対象に、技術的なTipsをご紹介していきます。

記念すべき第1回目となる今回は、Commvaultの各種コンソールの表示言語を変更する方法をご紹介します。

Commvaultを使用中にこのようなことをお考えになったことはありませんか?

  • 普段はコンソールの表示言語は日本語で使用しているけれど、Commvaultのマニュアルは英語で書かれている。製品の設定の意味をマニュアルで確認するために英語での設定名を見たい。一時的に英語での表示に変更できないかな…
  • Commvaultを運用するチームに新しいメンバーが入った。そのメンバーは日本語ネイティブではなく、英語表示を希望している。Commvaultのコンソールを英語表示に変えたいけどどうすればいいのだろう…

Commvaultでは簡単に表示言語を変更することが可能です。Commvaultのコンソールには、CommCell Console、Admin Console、Web Consoleの大きく3種類があります。今回のブログでは、これら3つのコンソールの概要と表示言語の切り替え方法についてご紹介します。 


Commvaultの3種類のコンソールの概要

1. CommCell Console
2. Admin Console
3. Web Console

コンソールの表示言語を変更する方法

1. Admin Consoleの表示言語変更方法
2. Web Consoleの表示言語変更方法
3. CommCell Consoleの表示言語変更方法

[3-1] CommServeのローカルにインストールされているCommCell Consoleで表示言語を変更する
[3-2] CommServeのローカルにインストールされているCommCell Consoleの起動時に表示言語を選択する
[3-3] CommServeにリモート アクセスで使用している場合にCommCell Consoleの表示言語を変更する


Commvaultの3種類のコンソールの概要 

  1. CommCell Console
    CommCell Consoleは、CommCell環境を統合的に管理するGUIです。ジョブの監視や制御、Commvaultのデータ管理のアクティビティに伴う様々なイベントの確認等をこのコンソール1つで行うことができます。バックアップの管理者がCommvaultを運用する場合に使用するコンソールがこのCommCell Consoleです。
    ※CommCell環境とは、管理サーバーであるCommServeにより管理されているCommvaultのさまざまなコンポーネント(CommServe、MediaAgent、Agent等) の集合体を意味します。
     
    図1: CommCell Console
     
  2. Admin Console
    Admin Consoleは、Webベースのコンソールで、設定変更などの管理者向けの作業やバックアップやリストアの操作を行うことができます。Admin ConsoleはCommCell Consoleを置き換えるものではありませんが、バックアップ管理者に必要不可欠なオプションに特化したものとなり、Commvault環境をより簡単に、直感的に管理できるように用意されているコンソールです。
     
    図2: Admin Console
     
  3. Web Console
    Web Consoleは、バックアップ管理者よりもエンドユーザーの利用を想定したWebベースのコンソールです。バックアップ管理者ではなく、エンドユーザー自身でバックアップやリストアなどを簡単に行えるように設計されています。Web Consoleをエンドユーザーが利用できるようにすることで、バックアップやリストアによるバックアップ管理者の負担を軽減することが可能です。
     
    図3: Web Console

コンソールの表示言語を変更する方法

  1. Admin Consoleの表示言語変更方法
    Admin Consoleは、ウィンドウ右上に「日本語▼」と表示されている箇所がありますが、ここをクリックすることで簡単に他の言語に変更可能です。例えば、クリックされた後に表示されるメニューから、「英語 – English」を選択すると、下記画面のように英語での表示に変更できます。日本語に戻したい場合も同様に、「English ▼」をクリックし、「Japanese – 日本語」を選択することで簡単に戻すことができます。
     
    図4: Admin Consoleの表示言語の変更手順(日本語から英語)
     
    図4: Admin Consoleの表示言語の変更手順(日本語から英語
     
  2. Web Consoleの表示言語変更方法
    Web Consoleの表示言語変更方法も上記Admin Consoleと同じです。ウィンドウ右上に「日本語▼」と表示されている箇所をクリックすることで簡単に他の言語に変更可能です。例えば、クリックされた後に表示されるメニューから、「英語 – English」を選択すると、下記画面のように英語での表示に変更できます。日本語に戻したい場合も同様に、「English ▼」をクリックし、「Japanese – 日本語」を選択することで簡単に戻すことができます。
     
    図5: Web Consoleの表示言語の変更手順 (日本語から英語)
     
     
     

  3. CommCell Consoleの表示言語変更方法
    CommCell Consoleの表示言語変更方法は、下記3つの方法があります。

    [3-1] CommServeのローカルにインストールされているCommCell Consoleで表示言語を変更する
    [3-2] CommServeのローカルにインストールされているCommCell Consoleの起動時に表示言語を選択する
    [3-3] CommServeにリモート アクセスで使用している場合にCommCell Consoleの表示言語を変更する


    [3-1] CommServeのローカルにインストールされているCommCell Consoleで表示言語を変更する
    まずは、Commvaultの管理サーバーであるCommServeのローカルにインストールされているCommCell Consoleで表示言語を変更する方法をご紹介します。まず、CommCell Consoleのショートカットをデスクトップ上に作成します。
     
    図6: CommCell Consoleのショートカット
     
    次にこのショートカットを右クリックして、表示されたメニューから[プロパティ]を選択します。プロパティのウィンドウが表示されたら、[ショートカット]タブを選択します。[ショートカット]タブ以下に含まれる「リンク先」に注目してください。
     
    図7: CommCell Consoleのショートカットの[プロパティ]内の[ショートカット]タブ
     
    インストールパスがデフォルトの場合、「リンク先」には以下のように入力されています。
    CommServe_host.company.com の箇所には、CommServeのホスト名が入ります。
     
    "C:\Program Files\Commvault\ContentStore\jre\bin\javaw.exe" -jar cv.jar CommServe_host.company.com 8401 -oemid=1

    英語表示に変更したい場合、この記述に太字の内容を追記します。

    "C:\Program Files\Commvault\ContentStore\jre\bin\javaw.exe" -Duser.language=en -Duser.country=US -jar cv.jar CommServe_host.company.com 8401 -oemid=1

    その後、[適用]をクリックし、[OK]をクリックしてプロパティのウィンドウを閉じてから、そのショートカットをダブルクリックしてComCell Consoleを起動してください。これで英語表示に切り替わります。

    図8: CommCell Consoleへの接続時の表示画面 (英語表示)

    ログインした後、英語表示に切り替わっていることが確認できます。

    図9: CommCell Console (英語表示)

    元に戻したくなった場合は、「リンク先」の箇所に追記した” -Duser.language=en -Duser.country=US”の記述を削除して、そのショートカットをダブルクリックして起動してください。

    追記した内容ですが、-Duser.language、-Duser.countryの箇所には、それぞれ、Commvaultがサポートしている言語に対応したISOの言語コード、ISOの国コードを指定します。中国語やドイツ語の場合、以下のように追記します。

    ・ 中国語: -Duser.language=zh -Duser.country=CN
    ・ ドイツ語: -Duser.language=de -Duser.country=DE

    Commvaultがサポートしている言語については、CommvaultのマニュアルのLanguage Supportの箇所をご参照ください。
     
     
    [3-2] CommServeのローカルにインストールされているCommCell Consoleの起動時に表示言語を選択する
    前述の方法とは別に、CommCell Consoleの起動時に表示言語を選択できるようにすることも可能です。表示言語を選択できるようにしたい場合、インストールパスがデフォルトの場合、以下のように入力されている「リンク先」の箇所を、

    "C:\Program Files\Commvault\ContentStore\jre\bin\javaw.exe" -jar cv.jar CommServe_host.company.com 8401 -oemid=1
    CommServe_host.company.com の箇所には、CommServeのホスト名が入ります。

    以下のように変更します(太字の箇所を追記します)。

    "C:\Program Files\Commvault\ContentStore\jre\bin\javaw.exe" -jar cv.jar CommServe_host.company.com 8401 -oemid=1 -localeSelectionEnabled=true

    変更後のショートカットでCommCell Consoleを起動すると、以下のように「言語の選択」ウィンドウが表示され、表示言語を選択することができるようになります。

    図10: 「言語の選択」のウィンドウ

    「言語の選択」を表示しないように元に戻したい場合、「リンク先」の箇所で追記した内容(-localeSelectionEnabled=trueを削除してください。

    [3-3] CommServeにリモート アクセスで使用している場合にCommCell Consoleの表示言語を変更する
    CommCell Consoleは管理サーバーであるCommServeのローカルで使用するだけではなく、Javaを利用できるWebブラウザ経由でリモートからCommServeにアクセスして使用するという方法もあります。このようなリモートからアクセスして使用する場合の表示言語の変更はどうすればよいでしょうか。
    ※WebベースでCommCell Consoleを使用する場合、CommServeでIISが有効になっている必要があります。また、使用するマシンにJava Runtime Environment(JRE)が導入されている必要があります。対応しているJREのバージョンについてはCommvaultのマニュアルのSystem Requirements - CommCell Console as a Remote Web-Based Applicationをご参照ください。

    表示言語の変更方法の前に、WebベースでのCommCell Consoleのアクセス方法をご説明します。WebベースでCommCell Consoleにアクセスする場合、Webブラウザで以下のURLを指定します

    http://<CommServeのホスト名もしくはIPアドレス>:81/console

    以下のような「galaxy.jnlpを開く」の画面が表示されたら、[プログラムで開く]を選択した状態で[OK]をクリックします。

    図11: 「galaxy.jnlpを開く」のウィンドウ

    そうすると以下のような画面が表示されますので、しばらく待ちます。

    図12: 「アプリケーションの起動中…」のウィンドウ

    その後、以下の画面が表示された場合は、[実行]をクリックしてください。

    図13: 「このアプリケーションを実行しますか。」のウィンドウ

    CommCellへの接続用のユーザーIDやパスワード等の入力を促す画面が表示されますので、これらの必要事項を入力するとCommCell Consoleにアクセス可能です。

    図14: CommCell Consoleへの接続時の表示画面

    CommCell Consoleにリモートからアクセスするだけでしたら上述の手順で実施可能なのですが、表示言語を変更する場合、多少工夫する必要があります。ここでは英語表示に変更する手順を例にご説明します。

    WebブラウザでCommServeにアクセスした後に表示される「galaxy.jnlpを開く」のウィンドウで、[ファイルを保存する]を選択して[OK]をクリックし、一度任意の場所にgalaxy.jnlpファイルを保存してください。

    図15: 「galaxy.jnlpを開く」のウィンドウ(「ファイルを保存する」を選択)

    その後、保存したgalaxy.jnlpファイルを、ワードパッドを使って開きます。ファイル内に以下のような記述がありますので、キーワード検索等で探してください。

    <argument>-userlanguage=${USER_LANGUAGE}</argument>
    <argument>-usercountry=${USER_COUNTRY}</argument>

    この記述を編集して以下の太字の箇所のように書き換えた後、保存します。

    <argument>-userlanguage=en</argument>
    <argument>-usercountry=US</argument>

    その後、galaxy.jnlpファイルを開いて進めていくと、CommCellへの接続用のユーザーIDやパスワード等の入力を促す画面が表示されますので、入力すると英語表示でCommCellコンソールを表示させることが可能です。

    図16: CommCell Consoleへの接続時の表示画面 (英語表示)

     

このようにCommvaultには様々なコンソールがありますが、いずれも簡単に表示言語が変更できるようになっています。ぜひ有効にご活用ください。

※このブログ中で紹介している画面ショットには、一部ぼかしが入っておりますことをご了承ください。

【参考資料】

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Posted on 2018.04