ドキュメント

導入事例: キャンベラ大学

企業情報 / システム構成

業界:

 高等教育

所在地:

 キャンベラ (オーストラリア) / www.canberra.edu.au

大学のデータ:

・学生数: 14,000人以上
・教職員数: 1,000人以上
・データ量: 90TB以上

保護対象データ:

・Nutanix クラスター x 6
 (AHV ハイパーバイザー、ESX ハイパーバイザー、200 以上の仮想マシンを含む)
・Microsoft SQL Server データベース
・Oracle Database および Oracle Real Application Cluster
・学生管理システム
・教職員給与システム
・財務管理システム
・ビジネス インテリジェンス
・コンテンツ管理システム (大学の Web サイトとポータル)
・ID 管理、エンド ユーザー コンピューティング構成マネージャー、Active Directory、
 ドメイン コントローラー

バックアップ環境:

・Commvault Complete™ Backup & Recovery
・Amazon S3-IA ストレージ クラス (ディザスタ リカバリ用)
・Amazon S3 Glacier (データ長期保持用)
・サーバー (ニアライン ストレージ、メディア エージェント、テープ バックアップ用)

課題

  • 堅牢なデータ保護ソリューションを採用し、効率的なバックアップを頻繁に実行して、オフサイトにディザスタ リカバリ用コピーを作成
  • テープ ライブラリからクラウドベースのストレージ サービスへ移行することで、データの長期保持要件をサポート
  • 学生の記録、人事ファイル、財務データなどの重要なデータを損失するリスクを最小限に抑え、大学の評判を守る
  • ITサービスの可用性と信頼性を確保

Commvaultの導入によって

  • Commvault Complete™ Backup & Recovery を使用して、複数のプラットフォームからデータをバックアップし、ディザスタ リカバリ用コピーを Amazon S3 に毎日自動アップロード
  • Amazon S3 Glacier を使用して長期保持用のデータを保存
  • ディザスタ リカバリ ソリューションを4週間足らずで導入。長期保持用データの移行はわずか2日で完了

成果

  • テープ関連コストとストレージ コストで 135,300 豪ドルを削減
  • AWS クラウド ライブラリへのディザスタ リカバリ用バックアップ コピーのストリーミングは、テープ使用時に比べ、6倍に高速化
  • オフサイトでのディザスタ リカバリ用バックアップが毎日実行可能に (以前は四半期に1回のみバックアップ)
  • テープ ライブラリの保守管理作業から解放され、ITスタッフがデジタル戦略に注力することが可能に
  • 俊敏性を高め、データの長期保持を実現
  • バックアップ ウィンドウを38%短縮
  • デジタル サービスの信頼性と可用性を改善することで、学生のユーザー エクスペリエンスを向上

「他の製品も検討しましたが、私たちが求めるエンドツーエンド機能をすべて備え、かつ利用したいクラウド サービス プロバイダーに対応している製品は Commvault だけでした。また、Commvault は、不足機能を補うため他の製品やベンダーを併用する必要がありませんでした」

— キャンベラ大学、ベンダー/運用担当アソシエイト ディレクターの Justin Mason 氏

ストレージとバックアップのコストを大幅に削減
キャンベラ大学 (UC: University of Canberra) は 2018 年、権威ある『Times Higher Education』誌によって創立 50 年未満の大学上位 100 校の 1 つに選ばれました。同校は、オーストラリア、香港、中国、ベトナム、ブータンの 14,000 人以上もの学生に対して幅広い教育課程を用意しています。また、遺伝学や臨床科学、公衆衛生および保健サービスなど、さまざまな分野の研究により、Excellence in Research for Australia (ERA) から高い評価を受けています。

以前は、UC はテープ ライブラリとサードパーティのデータ記録会社を使用して、オフサイトでディザスタ リカバリ用のバックアップ データを保存していました。
しかし、このプロセスには時間とコストがかかり、同校にとってリスクが伴いました。UC は、“高等教育におけるグローバル リーダーとなって優れた研究を行う” というビジョンを掲げており、重要なデータのセキュリティを確保し、大学運営の停止を排除するため、堅牢性と費用対効果に優れたディザスタ リカバリ ソリューションを必要としていました。

キャンベラ大学、ベンダー/運用担当アソシエイト ディレクターの Justin Mason 氏は、次のように述べています。
「他の製品も検討しましたが、私たちが求めるエンドツーエンド機能をすべて備え、かつ利用したいクラウド サービス プロバイダーに対応している製品は Commvault だけでした。
また、Commvault は、不足機能を補うため他の製品やベンダーを併用する必要がありませんでした。
Amazon Web Services (AWS) の選択は簡単でした。
コスト、パフォーマンス、信頼性、セキュリティの点で非常に優れた価値を提供してくれます」

Mason 氏は加えて、次のように述べています。
「Commvault Complete™ Backup & Recovery を Amazon S3 と Amazon Glacier と統合することで、テープ ライブラリ、LTO テープ、物理ストレージを維持するためのコストを135,000豪ドル削減しました。
また、自動化により、IT チームはバックアップやストレージ管理ではなく、デジタル戦略に注力できるようになりました」


デジタル サービスのセキュリティと可用性を確保し、データの長期保持をサポート
競争の激しい今日のグローバル教育市場において、オンライン学習ツールやチャットボット アシスタントといったデジタル サービスの信頼性と可用性を確保することは、国内外の学生を惹き付けるうえで非常に重要です。
Mason 氏は次のように述べています。
「学生のユーザー エクスペリエンスは、私たちのデジタル戦略における重要な要素です。IT サービスと IT インフラストラクチャを保護し、UC の評判を守ることができる新しいい方法に遅れをとらないようにしたかったのです」

Commvaultを使って、従来の手動プロセスからクラウドベースのストレージ サービスに移行することにより、ディザスタ リカバリ用のバックアップ コピーを自動的にAmazon S3 IA (低頻度アクセス) ストレージに自動ストリーミングし、365 日間アクセスされていないデータを Amazon S3 Glacier ストレージにアーカイブできるようにしました。
このすべてのプロセスが手作業による介入なく行えます。
また、Commvault を使用したオフサイトのディザスタ リカバリ用バックアップは、四半期ごとではなく、毎日実行できるようになりました。これによってデータの整合性を確保し、大学は、学生により革新的なサービスを提供できるようになりました。

Mason 氏は次のように述べています。
「Commvault はネイティブに AWS と連携できるので、長期データ保持要件への対応と、学生向けサービスの向上が迅速に行えました。また、AWSによって、私たちのメインのデータ センターとは別の場所でデータが保存し、管理されることで、データがいつでも利用できるという確信も得られます」


ディザスタリカバリ用のフルバックアップコピーを数日ではなく数分でクラウドに作成
UC は Commvault を使用して、バックアップをより迅速かつ高頻度で実行できるようになりました。
以前は、オフサイトのディザスタ リカバリ用のフル バックアップが完了するのに 6 日以上かかっていましたが、今では Auxiliaryコピー (セカンダリ― コピーを作成する機能) のスケジュールを設定すれば、30 分ごとに新しいバックアップ データを自動的にチェックしています。その後、新しいデータは通常数分で、最長でも 1 日で AWS にコピーされます。

Mason 氏は次のように述べています。
「以前はエラーが修正されている間や次のテープを装填するまでの間、バックアップを一時停止する必要がありました。Commvaultを使用すると、手作業による介入は不要になり、バックアップは必要に応じて自動的にスケーリングされるようになりました。Commvault Command Center™ を使用することで、管理作業やセットアップ作業も非常に簡単です」

Commvault を使用して、重複排除されたAuxiliaryコピーを AWS クラウド ライブラリにバックアップすると、パフォーマンスが大幅に向上します。
CommvaultはAWS とネイティブに連携し、重複排除機能を備えているので、バックアップ ウィンドウを大幅に短縮することができます。
同校が重複排除機能なしでデータをテープにコピーしていたときの平均スループットは300 GB/時でしたが、今では、415 GB/時 (3,000 GB/ 時を超える場合もあります) です。

Mason 氏は「バックアップ データを AWS に移行して以降、ハードウェア保守作業のためのダウンタイムが減りました。
これにより、必要に応じてサービスを迅速かつ確実にリカバリできるようになりました」 と述べています。

最終的に、UC は Commvaultを活用し、さまざまな資産 (Nutanix AHV ハイパーバイザー、Nutanix ESX ハイパーバイザー、インターフェース、Oracle Real Application Cluster、Microsoft SQL データベースなど) を統合してバックアップします。

Mason 氏は次のように述べています。
「UC が長年 Commvault を使用している主な理由のひとつは、Commvault が多様なハードウェア要件をサポートしているという点です。 例えば、“保存中のデータ” と “送信中のデータ” の両方に対応したCommvault の暗号化機能を使えば、バックアップ データを AWS に転送する際のデータ セキュリティを確保するのに役立ちます。
これは大学にとって重要な考慮事項でした」


変化に対応し続ける
Commvault のサポートにより、UC はディザスタ リカバリ ソリューションを4週間足らずで導入しました。
また、長期保持用データの移行はわずか2日で完了しました。

Mason 氏は次のように述べています。
「Commvault は設計やコスト計算の面で私たちを支援してくれました。そのおかげで、最適な価格のAWS ストレージ階層を使用することができました。Commvault のサポートも優れています。Commvault チームは常にプロフェッショナルで知識が豊富です」

また、Mason 氏は次のようにもコメントしています。
「Commvault は新しいクラウド サービスと技術をサポートできるよう機能を迅速に追加し、ペースの速い変化にも対応してくれます。Commvault と AWS のパートナーシップにより、さらにコストを削減できることを期待しています」