導入事例: Laing O’Rourke

クラウドに都市を構築する

  

業界: 建設とエンジニアリング

本社: クロスウェイズ (イギリス、ケント州ダートフォード)

WEB: www.laingorourke.com


プラットフォーム/ファイルシステム

  • Windows
  • Hyper-V
  • VMware
  • Acropolis

データベース

  • SQL Server

アプリケーション

  • Exchange
  • SharePoint
  • Office 365

クラウド

  • Azure

コンピュート

  • vSphere
  • Nutanix

課題

  • 150ケ所に分散した重要なデータの、バックアップ、ディザスタ リカバリ (DR)、データ保持管理がローカルで行われていて、集中管理になっていない
  • テープへの依存度が高く、テープ管理に関連するコストが高い
  • 法規制による長期保存義務によりデータ量が急速に増加
  • クラウド、GDPR、ランサムウェアなど、ITにかかる外部からの圧力
  • ランサムウェア攻撃に対して脆弱なモバイルワーカーのデータ

ソリューション

  • Commvault Data Platformで、バックアップとリカバリ、インフラストラクチャ管理、データ保持、コンプライアンスを実現
  • l欧州拠点の全バックアップ拠点を集中管理
  • パブリック クラウド内のオフサイト ストレージを使用し、すべての拠点のテープレス バックアップを実現
  • Commvault エンドポイント管理により、モバイルデータを保護し、ランサムウェアや GDPR がもたらすリスクを軽減
  • Commvault データ管理でOffice 365のシンプルなデータの移行と保護を実現

成果

  • パブリック クラウド、PaaS、ハイパーコンバージド インフラストラクチャの採用が加速
  • 全拠点の集中管理バックアップと、長期保管のアーカイブ用にほぼ無制限のストレージ
  • 全データ拠点 (データセンター、リモートサイト、クラウド、エンドポイントなど) に単一管理プラットフォーム
  • Microsoft Azureへの自動DRプロセスで、基幹データとアプリケーションを常時利用可能に
  • ITチームの運用コストと管理時間を削減
  • モバイルワーカー データの完全な保護とセキュリティの確保
  • GDPRへの備えやランサムウェアからの保護など、Commvaultはデータ管理における信頼できるパートナーに

 

「私たちはイギリス国内で 50 件の建築プロジェクトを進め、世界中で 15,000 人の従業員を抱え、複数の製造拠点と企業機能を持っています。このようなビジネスでは、保有するデータは増加の一途をたどっています。私たちがこれまで以上に複雑なハイブリッド IT 環境へと変革するなか、Commvaultは豊富な知識を持つ価値あるパートナーであることを証明してくれました」

— Laing O’Rourke ヨーロッパ地域担当 CIO、Gareth Burton 氏 

 

Laing O’Rourke - 世界中の都市のスカイラインを変える

大手建設/エンジニアリング企業である Laing O’Rourke は、デジタル化したオフサイト製造手法によって業界にイノベーションと卓越性をもたらしてきました。グローバル企業である同社は、イギリス、オーストラリア、カナダ、UAE、および香港で事業を展開しています。イギリスで手がけている代表的なプロジェクトには、ロンドンのヒースロー空港のターミナル 2と5、クロスレール駅などがあります。また、現在、新しいヒンクリー・ポイント C 原子力発電所に対し主要な土木工事パッケージを現地で提供しています。Laing O’Rourke は現在、イギリス国内で 50 件の建設プロジェクトを進めています。同社の本社はケント州ダートフォードにあり、また、国内にいくつかの支店と製造拠点を構えています。

同社の IT インフラストラクチャは、3 ケ所のデータ センターで構成されており、データ センターの85%は、VMwareのvSphereとMicrosoftのHyper-Vプラットフォームを使用して仮想化されています。そこには、350 TB のアクティブ データ、Exchange、データベース、Web アプリケーションなどを含むさまざまなアプリケーション データ セット、および大量の非構造化ファイル データがります。

堅牢性と拡張性に優れたソリューションを探す

以前、Laing O’Rourke のデータ センターでは、複数のシステムを使用してデータをバックアップしており、バックアップ処理の成功率はシステム間でばらつきがありました。また、日常的なテープ バックアップ作業を管理するため、担当者が各リモート拠点にいる必要があり、管理は非常に面倒で、時間が掛かりすぎ、翌朝の業務時間帯にまでずれ込むことが頻繁にありました。

同社はこれらの問題を解決するため、データのバックアップとアーカイブのすべてのニーズを満たし、かつ以下の要件を満たすクラウドでホストされる拡張性の高いプラットフォームへの移行を検討しました。

  • 現在および将来のデータ セットを必要な期間保持できる、拡張性の高いソリューション
  • データ管理とデータ保護に一元化されたビューを提供
  • ユーザーのアーカイブ データへの継続的アクセス
  • Laing O’Rourkeのビジョンを実現し、データ管理戦略を変革できるパートナー

Laing O’Rourkeはクラウド バックアップを使用し始めましたが、これらのサービスを拡張することによる管理上の影響について懸念していました。

将来を見据えたデータ管理

従来、Laing O’Rourkeは、90ケ所以上のリモート拠点にあるデータを中央のデータ センターに物理的に運送し、アーカイブすることを管理する必要がありました。その後、データを保管し、最終的にアーカイブされるまでの間、一定期間アクセスできるようにしておく必要がありました。このプロセスは時代遅れで、手間がかかり、遅延が発生しやすく、非効率的で、人為的ミスや見落としに対して脆弱でした。

同社のインフラストラクチャ開発リーダーである Paul Petty 氏は、「より堅牢な管理環境を備えたバックアップ プラットフォームを探した結果、Commvault は私たちの要件を満たすプロバイダーとしてすぐに差別化することができました」 と述べています。

Laing O’Rourke は Commvault を導入することで、オンサイトからMicrosoft Azure パブリック クラウド インフラストラクチャにデータとアプリケーションをシームレスにレプリケートできる、テープなしのバックアップ システムへ移行できました。この新しいソフトウェアにより、プロセスに必要な時間がなくなり、バックアップの信頼性が劇的に向上しました。

さらに、Petty 氏は次のように述べています。「テープなしのバックアップ システムの導入により、時間を大幅に節約できました。以前は、毎日のバックアップを完了するのに10~11時間かかっていましたが、Commvault を使用すると、ごく短時間で完了できます。その結果、今までバックアップに取られていた時間を、開発チームの支援、アプリケーションの開発、プロジェクト チームの全般的な支援などビジネス全体を改善することに使えるようになりました」
Commvault を導入し、テープ バックアップが不要になったことで、Laing O’Rourke は、バックアップをクラウドに移行するという広範な戦略を実現するための基盤を築ました。

クラウドを受け入れる

Laing O’Rourke は、1 つの課題を解決するために Commvault を選択しましたが、Commvaultが他の多くの課題を解決できる機能を備えていて、今後数年間にわたってLaing O’Rourkeのデータ戦略における強力な基盤を提供できることに気付きました。新しいテクノロジーをもたらすCommvaultにより、Laing O’Rourkeは Nutanix と連携して、ハイパーコンバージド インフラストラクチャのアーリー アダプターになりました。
このアーキテクチャ モデルはLaing O’Rourkeのビジネス モデルに適しているだけでなく、データ管理計画全体に簡単に組み込むことができます。Commvault を使用すれば、Nutanix 上で動作するワークロードをクラウドで効率的に保護できるからです。

Commvault ソフトウェアはクラウド ネイティブであり、Laing O’Rourkeが “クラウドファースト” モデルを運用するうえで役立っています。具体的には、Laing O’Rourke は Office 365 などのクラウド サービスの機敏性と規模を活かして、主要なビジネス ニーズに応える新しいクラウド ベースのソリューションを開発しています。拠点ごとのバックアップ ソリューションに逆戻りすることなく、すべてのデータを確実に保護できることは、クラウドファースト戦略の重要な部分です。

Laing O’Rourke は、Commvault をデータ管理プラットフォームとして使用することを選択したことで、オンプレミスのデータ管理プラクティスをクラウドに拡張し、全データ環境に共通のポリシーと管理を確実に適用できるようになりました。

ランサムウェアと戦う

モバイル ワーカーが非常に多くの場所に分散し、組織が保持する機密データの量が増加しているため、エンドポイント データの保護は、 特にランサムウェアの脅威にさらされているLaing O’Rourke にとって重要な課題です。Commvault が提供するエンドポイント バックアップは、この懸念の対処に役立ちました。

GDPRへの準拠

さらにデータ保護とデータ管理に関する法律が進化し続け、特に2018に GDPRが制定された時、Commvault は企業が法的要件に備えるためのサポートをしていました。

Petty 氏は次のように述べています。「GDPRは、常にデータの保管場所を把握しておく必要があるため、大きな課題です。Commvault を導入すると、データをより厳格にコントロールできるようになり、データの保管先と GDPRに準拠しているかどうかを把握できます。これは、会社が保持する機密データの量が増えるにつれて、ますます重要になります。Commvault を使用すると、法務チームが GDPRに準拠していることを確認するため、データのインデックス作成と検索がはるかに迅速に行えます」

ひとつのコンソールで完全なデータ管理

管理の観点から見ると、Commvaultはひとつのコンソールですべての情報を提供できるので、Laing O’Rourkeは複数の異なるサービスを使用してデータ拠点を表示する必要がなくなりました。

Petty 氏は次のように述べています。「導入はとても簡単でした。IT チームのトレーニングもほとんど必要なく、GUI も使いやすいです。ひとりの管理者ですべてをチェックすることも、必要なところだけチェックすることもできます。VM とプロビジョニングは自動的にクラウドにバックアップされるので、ほとんどの作業が自動化されていて、管理作業はほとんど必要ありません」

Commvault との連携により、Laing O’Rourkeはデータ管理に関する当面に課題を解決し、管理、保護、コンプライアンス、イノベーションの観点からも、将来起こり得る問題に備えることができました。

同社のヨーロッパ地域担当 CIO である Gareth Burton 氏は、次のように説明しています。「Laing O’Rourkeではデジタル トランスフォーメーション活動を推進しており、クラウドファースト戦略を策定し、パブリック クラウド サービスを積極的に活用してきました。オンプレミスに残すことを選択した部分では、データ センターを集約し、ハイパーコンバージド プライベート クラウドを導入して、データの可用性と全体的なビジネスの回復性を向上させています」

「ハイブリッド システム全体でワークロードを移動、保護し、データ コスト管理プロセスを導入するというニーズは、ポイント製品ではなくデータ管理プラットフォームの必要性を意味し、地理的に分散している大規模なデータ環境を管理することに意味がありました。エンタープライズ クラウド戦略には、収益拡大を図る目的でクラウド データとオンプレミス データセットを移動、管理、使用できるよう、これらデータを保護し、セキュアに保持し、管理するための計画を含めることが不可欠でした」

Laing O’RourkeのCIOヨーロッパのGareth Burtonは、次のように述べています。「規制とサイバー セキュリティ要件の厳格化は、データ管理プラクティスに新たな課題をもたらします。保有するデータは増加の一途をたどっています。このような状況下で、これまでになく複雑なハイブリッド IT 環境に移行する際、Commvault は知識と価値のあるパートナーであることを証明してくれました」