Commvault v11 Service Pack 12 新機能概要

2018年6月15日にリリースしたCommvault v11 Service Pack 12 (SP12) の新機能概要を、下記にてご紹介させていただきます。対応要件等の各機能の詳細は、こちらから ご確認ください。

メディア管理 

  • Commvault HyperScale Appliance HS1300をセットアップするためのコンフィグレーション ウィザード - Commvault HyperScale ウィザードを使って、HyperScaleノードを検出し構成することができます。WEBベースのウィザードを使用することにより、アプライアンスへ物理的にログインする必要がなくなります。また、本ウィザードにより、アプライアンスを検出し構成するのに必要なすべての情報を事前に収集することができ、この情報を使ってHyperScaleノードをセットアップすることができます。 

バックアップ エージェント 

  • Googleチーム ドライブ用のバックアップ オペレーション - Googleチーム ドライブに保存されたファイルのバックアップ オペレーションを実行することができます。 
     
  • Oracle クロスインスタンス リストア オペレーションのサポート -ストリーミング バックアップまたはIntelliSnapバックアップを使用して、Oracleデータベースを異なる場所にリストアし、元のSIDと異なるSIDを持つデータベースを作成することができます。 
     
  • Amazon RDSデータベースのバックアップとリストア - Commvaultはバックアップ オペレーションを自動化し、以下のリカバリ手法を提供することで、Amazon RDS SQLデータベースに完璧なデータ保護ソリューションを提供します。
    • Amazon RDSインスタンスから、別のAmazon RDSインスタンスへのリカバリ
    • Amazon RDSインスタンスから、オンプレミスのSQLサーバーへのリカバリ
    • オンプレミスのSQLサーバーからAmazon RDSインスタンスへのリカバリ
  • PostgreSQL Version 10のサポート - CommvaultはPostgreSQL Version 10のバックアップとリストア オペレーションに対応します。
     
  • ファイル システム バックアップとリストア オペレーションにシンプルなCLI (Command Line Interface) の提供 - エンドユーザーは、直感的な操作のコマンド ライン インターフェースを使ってファイル システムのバックアップ/ブラウズ/リストア オペレーションを実行することができます。 Commvault Python SDKパッケージには、Commvault Command Lineインターフェース (cvc) が含まれます。
     
  • Linux File System Agentを使ったネットワーク共有クライアントの複数ノードのバックアップ オペレーションのサポート - 複数のノードにインストールされた Linux File System Agent を使ってファイル サーバー上のNetwork File System (NFS) エクスポート データをバックアップすることができます。 Commvaultソフトウェアは、すべてのLinux コンピューターにインストールすることもできますし、また、そのファイル サーバー上のネットワーク ファイル システム データにアクセスしたいLinuxコンピューターにのみインストールすることもできます。
     
  • データ損失の問題とエラーを避けるためのバックアップ データの検証 - ユーザーはMediaAgentコンピューターのバックアップ データが完全でリストア オペレーションに使用可能かどうかを検証することができます。リストアの検証機能は、ファイル毎に受け取ったデータ サイズとバックアップ オペレーション中のファイルの合計サイズを比較することにより、迅速にチェックを行います。2つのサイズが一致しない場合は、そのリストア オペレーションを失敗と判断します。
    本機能を使用することで、ユーザーは、実際にリストア オペレーションを開始する間に、MediaAgentコンピューター上でデータ損失の問題とエラーを見つけることができます。
     
  • CommCellコンソールで複数のAmazon RDSまたはAzureインスタンスをサポート - Commvaultは、以下のAmazon RDSとAzure構成に対応しています:
    • 複数のインスタンスに適用されるアカウントまたは複数のインスタンスから共有されているアカウント
    • 複数のインスタンスを含むテナント アカウント

AmazonアカウントまたはAzureアカウントに仮想クライアント (pseudo-client) を作成することで、これら構成を管理することができます。 

  • Lustreファイル システム データの最適化スキャンを使った分散バックアップのサポート - Lustreは高性能クラスタ ファイル システムで、複数のクラスタ ノードにまたがった並列データ アクセスを可能にします。Commvault ソフトウェアは、MDT (Metadata Target) Lustreファイル システム コンポーネントから取得する変更ログと統合することでLusterデータ スキャンを最適化し、効率的な分散バックアップ オペレーションを実行できるよう設計されています。
     
  • AdminコンソールでWindowsとLinux コンピューター用Virtualize Meのサポート - Admin ConsoleでWindowsとLinuxコンピューターを仮想化し、クローンすることを可能にします。
     
  • CommvaultソフトウェアでIBM i バックアップ オペレーションの最適化スキャン手法をサポート - 最適化スキャン手法により、IBM i File System サブクライアントのコンテンツの最小限のスキャンで、Commvaultソフトウェアがバックアップしなくてはならないデータを決定することができます。
     
  • AdminコンソールでSalesforceデータの比較をサポート - Salesforceバックアップを比較することで、Salesforce組織内のデータまたはメタデータに行われた変更を見ることができます。Commvaultで以下の比較が行えます:
    • データ比較: 2つのバックアップ時間の間のひとつのオブジェクトに対し、追加、削除、変更されたレコードを見ることができます。
    • メタデータ比較: 2つの異なるバックアップ時間の間のレイアウト、Apexコード、ワークフローといったSalesforceメタデータに対し、ファイルの差異を見ることができます。
  • NDMP Agent を使ったバックアップのロード バランス - NDMPロードバランス機能は、データ バックアップ オペレーションを複数のデータ パスに分割し、NDMP Agent を使ったバックアップのパフォーマンスを向上します。 NDMPロード バランスを使用すると、サブクライアント コンテンツのパスを複数のデータ パスに分散します。そのデータ パスのMediaAgentが、ファイル サーバーが送ったバックアップ データの読み込みとメディアへの書き込みをハンドリングします。また、データの圧縮、重複排除、暗号化オペレーションも行います。
     
  • ネットワーク共有クライアントに対しWindows File System Agentを使って複数ノードのバックアップ オペレーションをサポート - 複数のノードにインストールされた Windows File System Agent を使ってファイル サーバー上のCIFS共有データをバックアップすることができます。 Commvaultソフトウェアは、すべてのコンピューターにインストールすることもできますし、また、そのファイル サーバー上のネットワーク ファイル システム データにアクセス権やパーミッションのあるコンピューターにのみインストールすることもできます。
      
  • AdminコンソールでExchangeデータベースのサポート - ExchangeデータベースのバックアップとリカバリにAdminコンソールを使用することができます。 

仮想化 

  • AdminコンソールでVMware仮想マシンのライブ リカバリをサポート - Adminコンソールを使って、仮想マシンのバックアップからライブ リカバリを実行することができます。 Live Recovery機能を使用することで、そのVMのフル リストアを待つことなく、バックアップからVMをリカバリし電源をオンすることができます。この機能を使用すれば、障害が発生し本番環境に戻す必要があるVMを迅速にリカバリすることができます。また、そのバックアップがディザスター リカバリ用途で使用することができるかどうかを検証することもできます。
     
  • AdminコンソールでVMwareのLive Sync ダイレクト レプリケーションをサポート - Adminコンソールを使って、VMware IntelliSnapバックアップ スナップショットからのダイレクト レプリケーションを実行することができます。 Live Sync DirectはIntelliSnapバックアップからレプリケーション オペレーションを実行するのに使用することができます。Live Sync DirectはIntelliSnapバックアップからのスナップショットにマウントし、そのマウントからレプリケーション先のVMへ直接データを読み出します。スナップショットを使用することで、レプリケーション用のバックアップ コピーを作成する必要をなくし、より高速なレプリケーションを提供し、本番環境への影響を最小限に抑えます。スナップショットは、ストレージ アレイのハードウェア スナップショットと、レプリケーション元のVMに保存されているVMスナップショットのどちらでもご利用いただけます。
     
  • AdminコンソールでAmazonのフェイルオーバー グループをサポート - Amazonインスタンスのフェイルオーバー グループを作成し、そのグループのフェイルオーバー オペレーションとフェイルバック オペレーションを開始することができます。フェイルオーバー グループは、DRサイト (レプリケーション先サイト もしくは セカンダリ サイトとも呼ばれます) へのLive Syncレプリケーションに基づいて、インスタンス グループにディザスター リカバリ (DR) オペレーションのオーケストレーションを提供します。
     
  • Adminコンソールで仮想化用レプリケーション グループをサポート - レプリケーション グループとは仮想マシン セットのことで、レプリケーション先 (レプリケーション先サイト もしくは セカンダリ サイトとも呼ばれます) へ複製することができます。 VMはVMwareストリーミング バックアップからVMwareまたはAmazonサイトへ、もしくはIntelliSnap VMwareバックアップからLive Sync Directを使ったVMwareレプリケーション先サイトへレプリケートすることができます。

スナップショット管理 

  • ファンアウト構成サポートのNetAppオープン レプリケーション機能 - NetAppのファンアウト構成を使用し、同じストレージ ポリシーでプライマリ スナップショット コピーをコピー元とすることで、複数の Vault コピーまたは複製コピーと、複数の Mirrorコピーを作成することができます。以前は、ひとつの Vault コピーまたは複製コピーと、ひとつの Mirrorコピーしか作成できませんでした。
     
  • Network Share IntelliSnapバックアップでNetApp FlexGroupボリュームをサポート - Network Share IntelliSnapバックアップ機能を使って、FlexGroupボリューム上に作成したCIFS共有とNFSエクスポート上でIntelliSnapオペレーションを実行することができます。
     
  • 富士通ETERNUS のインライン レプリケーションをIntelliSnapでサポート - 富士通ETERNUSのインライン レプリケーション機能を使うと、ローカル アレイのプライマリ スナップショット コピーに加え、リモートのアレイに複製コピーを作成することができます。
     
  • CommvaultのDB2 IntelliSnapとSAP HANA IntelliSnapでLinux PowerPC (リトル エンディアン) システムをサポート - Commvaultソフトウェアは以下のIntelliSnapエージェントで、Linux用PowerPCプロセッサー (リトル エンディアン) 構成をサポートします:
    • DB2
    • SAP HANA

レポート 

  • Appクリエーター - Webコンソール上の Appsを使って、レポートにワークフロー、アラート、ツールを組み合わせることで頒布可能パッケージを作成することができます。Download Centerでアプリを公開すると、Appsダッシュボードからそのアプリを開くことができます。
     
  • ヘルス レポートの再設計と改善 -ヘルス レポートは、独立したインタラクティブなタイルでCommCell環境全体の健全性に関する情報を表示します。これらタイルには、SLA (Service Level Agreement) に従ったバックアップ オペレーションの状況、直近にインストールしたCommvaultソフトウェア バージョン、ディザスター リカバリ設定などの情報が含まれます。各タイルでは、問題のカテゴリー、詳細、重大度と、該当する場合、その問題を修正する推奨方法を見ることができます。タイルの中には、レポートから直接、問題の修正を実行できる統合ワークフローが含まれているものもあります。
     
  • カスタマー サクセス ダッシュボード - Commvaultソフトウェアでカスタマー サクセスを促進するため、Worldwide、Company、CommCellレベルでダッシュボードを再設計しました。追加した新しいタイルから、あなたの組織のために私たちが作業している変更要求やサポート インシデントをトラッキングしたり、CompanyやCommCellレベルで私たちの作業に対する満足度を表示したりすることができます。これらダッシュボードで、あなたの組織のCommCell環境から収集された最も重大な情報を閲覧することもできます。
    バックアップが止まっているサブクライアントやVM、一般的なバックアップ エラー、ライセンスの使用量、ストレージ保持量、使用容量を一覧でトラッキングすることができます。ダッシュボードで見える情報はすべて、ダッシュボードから簡単にさらに詳しい情報にアクセスすることができます。この情報を使用することで、潜在的な危機に単に反応するのではなく、CommCell環境をプロアクティブに管理することができます。
     
  • リカバリ レディネス レポート - リカバリ レディネス レポートで、ディザスター リカバリ設定とオペレーションの有効性を評価することができます。本レポートは、前のバックアップオペレーションとライブシンクオペレーションのタイミングをベースに、すべてのCommCell環境においてクライアント単位で、RPO (Recovery Point Objective)、RPA (Actual RPO)、RTO (Recovery Time Objective)、RTA (The estimated Actual RTO) を表示します。どの設定が効果的で、どの設定に調整する必要があるかを決定するため、レポート内のRPOとRTO時間を指定することができます。