Commvault v11 Service Pack 18 新機能概要

2019年12月15日にリリースしたCommvault v11 Service Pack 18 (SP18) の新機能概要を、下記にてご紹介させていただきます。対応要件等の各機能の詳細は、こちらから ご確認ください。

Complete Backup and Recovery 

  • Commvaultソフトウェア インターフェース上でのクライアントの表示名を変更 - CommServeクライアントを含むクライアントの表示名を変更可能です。クライアントの表示名により、管理者は、CommCell Console、Command Center、Web Consoleなどのソフトウェア管理コンソールに表示されるクライアントの名前を変更することができます。同一表示名への変更も可能であるため、マルチテナント環境での運用に役立ちます。
  • クライアント上の重要なCommvaultサービスを監視するためのアラートの設定 - クライアントベースの新しいアラート オプションを使用すると、CommCell内の各クライアントやクライアント グループで実行されているCommvaultの重要なサービスのステータスを監視できます。
    たとえば、本番サーバー上で実行されているCommvaultの重要なサービスを15分ごとに監視するアラートを作成できます。ひとつ以上の重要なサービスが15分以上ダウン (停止) した場合、ソフトウェアはアラートの設定中に指定されているユーザーにアラート通知を送信します。
  • EWSオンプレミスを使用して、Exchangeユーザー メールボックスをバックアップ/リストアする - オンプレミスのExchange Webサービス (EWS) を使用して、Exchangeユーザー メールボックスを保護できます。
    Service Pack 16以降で、Exchange Server 2019でのみオンプレミスのEWSを使用できます。
    Service Pack 18以降では、スループットを向上し、クリーンアップ操作の効率が向上するよう機能強化しました。
  • 企業のテナント オペレーターに対する異なるロール割り当ての許可 - サービス プロバイダーは、企業のテナント オペレーターごとに異なるロールを割り当てることができます。オペレーターは、割り当てられたロールに加え、その企業用にシステムが作成したテナント オペレーター ユーザー グループに関連付けられているロールも継承します。
  • サーバー バックアッププラン向けのフルバックアップの設定 - サーバー バックアッププランにフルバックアップを設定し、フルバックアップのバックアップ ウィンドウを指定できます。
  • Exchange Mailbox Agentを使ったスタブとしてのメッセージのリストア - バックアップされたメッセージへのアクセスを提供するため、メールボックスのサイズを増やすことなく、データをスタブ バージョンとしてメールボックスにリストアすることができます。
  • Laptop Dashboardを使用したデバイスの監視 - MSP管理者とテナント管理者は、Laptop Dashboardを使用してエンドポイント ユーザーとデバイスを管理できます。主な機能は下記の通りです。
    • 各デバイスに対するSLA (Service Level Agreement) のトラッキング
    • マップを用いたデバイスの物理的な場所の確認
    • バックアップ パフォーマンスの監視
    • ユーザー セキュリティのコントロール
  • NFS ObjectStore: Webコンソールを使用したファイルとフォルダーの共有 - NFS ObjectStoreに追加されたファイルとフォルダーを、Webコンソールから他のユーザーと共有できます。
    ファイルまたはフォルダーを共有する場合、各ユーザーのアクセス許可レベルを設定します。 許可されたユーザーは、Webコンソールにログオンし、、共有設定されているファイルの閲覧とダウンロードが可能になります。
    主な機能は下記の通りです。
    • パブリック共有リンクのパスワード保護: ユーザーに対し、共有リンクを閲覧するためのパスワードの入力を求めることが可能です
    • 共有ファイルまたは共有フォルダーの有効期限: 有効期限として、特定の日数を設定するか、有効期限なしに設定することが可能です
  • 新しいCommand Centerのナビゲーション ペイン - Command Centerでの操作を合理化しユーザー エクスペリエンスを向上させるため、ナビゲーション ペインの構造が新しくなりました。
    新しいナビゲーション ペインは最新の製品機能にフォーカスし、最も一般的に使用されるオプションに優先順位を付け、関連するコンポーネントを統合しています。

    主な機能:
    ソリューション ナビゲーション アイテムは “保護” に名前が変更されました。

    • 下記のナビゲーション項目は、ナビゲーション ペインの最上位にあります:
      • ジョブ
      • 新しいActivateナビゲーション アイテム
    • 新しいOrchestrateナビゲーション アイテムは、下記のナビゲーション アイテムをグループ化します:
      • ライブ シンク I/Oモニタ
      • レプリケーションモニタ
      • レプリケーション
      • リカバリ先
    • 管理ナビゲーション項目の下の新しいInfrastructureナビゲーション アイテムは、下記のタイルをグループ化します:
      • アレイ
      • MediaAgent
      • ネットワークストア
    • 管理ナビゲーション項目には、以前のSPにおける下記のナビゲーション項目の機能が統合されました:
      • 管理
      • 構成 
    • システムナビゲーション項目には、以前のSPにおける下記のナビゲーション項目の機能が含まれるようになりました:
      • システム 
      • 操作

Commvault Complete: 仮想環境の保護

  • 仮想マシンをAzureからHyper-Vにコンバート (クロスハイパーバイザー リストア) - Virtual Server Agentを使用して、Azure Resource Manager上の仮想マシンをリストアする際、その仮想マシンをHyper-V上に変換できます。
    この機能を使用して、ワークロードをHyper-Vに移行したり、Azure Resource Managerが利用できない場合にHyper-V上に仮想マシンをリカバリしたりすることが可能です。
    このオプションは、ストリーミング バックアップまたはIntelliSnapバックアップ コピーに対して、Command CenterまたはCommCell Consoleから使用できます。

クラウドへの旅

  • AWSからAWSへのインスタンスのレプリケーション - Virtual Server Agentを使用して、インスタンス (VM) をAWSソース アカウントから任意のAWSのサイトにレプリケートすることができます。レプリケート先のサイトとして、同じリージョンとゾーンを指定することも、異なるリージョンまたはゾーンを指定することも可能です。
    ストリーミング バックアップからレプリケートし、計画的または計画外フェールオーバーを実行し、フェールオーバー後にフェールバックも実行できます。
    このレプリケーションは、Command Centerを使用して構成可能です。
  • Microsoft Azure VMバックアップの際、管理ディスクでCBTが利用可能に - Microsoft Azureでは、管理ディスクでCBT (Changed Block Tracking) が使用できます。
    CBTは、Azure仮想ディスクのバックアップ パフォーマンスを向上させます。デフォルトで有効になっています。 CBTを使うと、Azure APIは、BLOB (Binary Large Object) スナップショットを比較することにより、Azure仮想ディスク上の変更されたブロック (変更されたページ範囲情報) を検出します。この比較により、CBTは従来のCRC バックアップよりも優れたバックアップ パフォーマンスを提供します。
    CBTは、増分バックアップ ジョブおよびバックアップ コピー ジョブ用に、Command CenterまたはCommCell Consoleから利用できます。

モダン インフラストラクチャー

  • Commvaultアラートを使用してServiceNowでインシデントを作成する - Commvaultの各種アラートを使用して、ServiceNowでインシデントを作成できます。
  • CommCell環境をテキストベースで監視 - スマートフォンまたはその他のSMSに対応したデバイスを利用して、テキストベースのCommCell環境の監視が可能になりました。
    簡単なコマンドや質問を電話番号にテキストで送信することにより、、失敗したジョブ、重要なリソースの保護状況、異常、または通常と異なるアクティビティに関する情報を入手できます。質問に対するテキスト メッセージの返信を受け取った後、必要に応じて、Commvault Cloudメール アカウントに詳細を送信することも可能です。

オーケストレーションとオートメーション

  • Oracle RACデータベースの自動検出 - 自動検出機能により、Commvault上でのOracle RACデータベースに対する設定をシンプル化できます。自動検出機能はデフォルトで有効になっており、Oracle RACデータベースとそれに関連するクラスターノードを検出し、その情報を使用して、関連するクラスター ノードとサブクライアントで、対応するRACクライアントとインスタンスを作成、構成します。

データの把握と活用

  • レポートからのポップアップ ウィンドウでのデータのプレビュー - プレビュー機能を使用して、レポート内のポップアップ ウィンドウまたはタイルでデータを開くことができます。 この機能は、少量のEメール メッセージやテキストなどに対してデータ分析を行いたいユーザーに役立ちます。
    プレビューを作成するには、リンクとして表示するためのファイル名のリストを設定します。 また、ファイルの内容を表示するポップアップ ウィンドウが開くようリンクを設定します。ポップウィンドウ内に表示されるデータは、データ セットまたはREST APIのレスポンスから収集されます。HTMLとCSSを使用してポップアップ ウィンドウの体裁を変更することもできます。これにより、ユーザーがデータを読みやすく、理解しやすくなります。
  • Commvault Activateを使用した、サブジェクト アクセスリ クエストのためのPIIを含むドキュメントのマスキング - Commvault Activateを使用すると、サブジェクト アクセス リクエスト (SAR) の一部として収集されたドキュメントから個人を特定できる情報 (PII) をマスキングできます。リクエスト内のすべてのドキュメントのPIIのマスキングが可能です。また、レビュー ワークフロー中に、レビュー担当者は個々のドキュメントの追加情報を編集できます。主な機能は下記の通りです。
    • リクエスト内のすべてのドキュメントのPIIのマスキング
    • ドキュメント レベルでのPIIまたはその他の情報のマスキング
  • ファイル ストレージの最適化されたデータの視覚化と分析 - ファイル ストレージに最適化されたダッシュボードでファイルの分析が可能です
    • 複製されているファイル
    • ファイルの所有者
    • ファイルのアクセス権限ィ
    • ファイルのサイズ分布
    • フォルダサイズの分布

視覚化を容易にするため、ファイルは共通の特性に従ってグループ化され、グラフまたはチャートで表示されます。ファイルを分析した後、個々のファイルまたはファイルのグループを削除または移動できます。

また、特定のファイルを見つける必要がある場合に、クライアントをまたいで検索を実行することも可能です。