Commvault v11 Feature Release 19 新機能概要

2020年3月15日にリリースした Commvault v11 Feature Release 19 (Feature Release 11.19) の新機能概要を、下記にてご紹介させていただきます。対応要件等の各機能の詳細は、こちらから ご確認ください。

Commvaultでは本リリースの更新パックから、“Service Pack” から “Feature Release” へ名称を変更しました。名称変更に関する詳細はこちらへ

アナリティクス

  • Command Centerの高度な検索オプションを使用してEメール メッセージを検索する - 高度な検索オプションは、Command CenterのCase Managerとコンプライアンス検索で使用できます。 キーワードと事前定義のフィルターを使用してEメール メッセージを検索するだけでなく、フィルター セットを追加し、AND条件とOR条件でフィルター間の関係を定義することにより、高度な検索条件を作成することができます。
  • インベントリ資産とプロジェクト データ ソースのデータ収集のスケジューリング - 機密データ ガバナンス プロジェクト用に実行するデータ収集ジョブをスケジューリングすることができます。 データ収集ジョブは、プロジェクトに関連付けられたデータを更新します。 新規または既存のプロジェクトにスケジュールを追加することが可能です 

バックアップ エージェント

  • コンテンツ パス内でマルチストリーミング バックアップを実行する - NDMP NetApp Cモード クライアントの場合、複数のデータ リーダーに、サブクライアント上の個々のコンテンツ パスをバックアップさせることが可能です。 個々のコンテンツ パスでの新しいマルチストリーミング サポートは、複数のコンテンツ パスをバックアップするための既存のマルチストリーミング サポートと連携して動作します。
    個々のコンテンツ パス内でのマルチストリーミングにより、大容量のバックアップ パフォーマンスが向上します。
  • ファイル システム バックアップの最適化 - 最適化されたバックアップは、頻繁に中断するモバイル ネットワークで実行される大容量ファイル、エンドポイント、またはラップトップをバックアップするときに、高い回復力と高速なパフォーマンスを提供します。
    主な機能:
    • 大容量ファイルは複数のストリームを使用してバックアップされるので、バックアップの速度が向上します。
    • ネットワークの中断後、バックアップ ジョブは中断されたちょうどその時点から再開されます。
  • Cloud Platform as Service - Command Centerで複数のクラウドのMySQLとPostgreSQLデータベースのバックアップとリストアの実行 - Commvaultソフトウェアは、Alibaba、Amazon、Azure Database、Google Cloud DatabaseでMySQLとPostgreSQLデータベースのバックアップとリストアが行えます。 Commvaultの直感的なユーザー インターフェイス、REST API、コマンドラインを使用して、バックアップとリストア操作が実行できます。
  • Azure Data Lake Storage Gen2のバックアップに対応 - Commvault Command Centerコンソールを使用して、Azure Data Lake Storage Gen2に保存されているデータをバックアップできます。
    主な機能:
    • データをローカルストレージにバックアップし、Azure Data Lake Storage Gen2データのバックアップ コピーを作成します。
    •  最適な負荷分散を実現するため、複数のストリームを使用してクラウドへのリストアを分散します。
  • エンドポイント デバイスから収集されたPSTファイルを、メールのグラニュラー リストアのためにメールボックス アーカイブへ取り込む - エンドポイント デバイスから収集されたPSTデータを、通常のメールボックス アーカイブへ取り込むことができます。 この機能により、Eメールのグラニュラー リカバリを行い、メールボックス アーカイブ データとPSTアーカイブ データに統合ビューを提供することができます。
  • ファイル システムIntelliSnapバックアップのインスタント クローン - バックアップ中に作成されたスナップショットのクローンを作成することにより、ソースのファイル システムのデータを複製することができます。
    主な機能:
    • 短時間で大容量のデータを複製
    • テスト環境の作成と更新
    • IntelliSnapを直接使用しないアプリケーションのクローンを作成
    • 本番環境でリソースを集中的に使用することなくデータをすばやく取得
    • 本番サーバーの負荷を軽減
利用可能なストレージ アレイ:
    • Dell EMC VMAX
    • Dell EMC XtremIO
    • INFINIDAT
    • NetApp
    • Pure Storage FlashArray
  • UEFIセキュア ブート オプションが有効になっているLinuxコンピューターでCommvaultドライバー モジュールを使用する - LinuxコンピューターでUEFIセキュア ブート オプションが有効になっている場合、カーネルがCommvaultドライバー モジュールの署名を認識するように、CommvaultのキーをUEFI NVRAMに保存されているMOK (マシン所有者キー) リストに登録する必要があります。
  • Amazon DynamoDB Cloudデータベースのバックアップとリストア - Commvaultは、DynamoDBにバックアップとリストア機能を提供します。 長期保存とコンプライアンスのニーズに合わせて、テーブルの完全バックアップと増分バックアップをスケジューリングできます。 Commvaultの直感的なユーザー インターフェイス、REST API、およびコマンド ライン インターフェイスを使用して、バックアップとリストア操作を実行できます。
    Amazon DynamoDBは、Amazon Web Services (AWS) が提供するフルマネージメント型のNoSQLデータベースです。
    セットアップ要件:
    • Virtual Server パッケージがインストールされたWindowsまたはLinuxファイル サーバー
    • Amazon Cloudアカウント
  • Amazon DocumentDBとAmazon Redshiftクラスターのバックアップとリストア - Commvaultソフトウェアを使用して、複数のアカウントおよびリージョンにわたってAmazon DocumentDBとAmazon Redshiftクラスターを保護できます。 CommvaultはAWSのネイティブ スナップショットと連携し、Amazon DocumentDBとAmazon Redshiftクラスターを保護します。 クラウド データベースの目標復旧時点 (RPO) または目標復旧時間 (RTO) に従って、AWSスナップショットをスケジュールし、スナップショットのライフ サイクルを管理できます。 DocumentDBクラスターまたはRedshiftクラスターは、選択したターゲット アベイラビリティー ゾーンへリストアできます。
  • Commvault Command CenterでAmazon RDSのバックアップとリストア - Commvaultソフトウェアを使用して、Amazon RDSインスタンスを保護できます。 Commvaultは、AWSネイティブのスナップショットと連携し、Amazon RDSインスタンスを保護します。 クラウド データベースの目標復旧時点 (RPO) または目標復旧時間 (RTO) に従って、AWSスナップショットをスケジュールし、スナップショットのライフ サイクルを管理できます。 Amazon RDSインスタンスは、選択したターゲット アベイラビリティー ゾーンへリストアできます。
    Commvaultは次のデータベース エンジンをサポートしています:
    • Aurora
    • MariaDB
    • Microsoft SQL Server
    • MySQL
    • Oracle
    • PostgreSQL
  • 命名規則を使用してバックアップからSQLデータベースを除外する - Microsoft SQL Server Agentを使用する際、データベースの命名規則に基づいて、既存および新規のSQLデータベースをバックアップから除外できます。 指定した命名規則で新しいSQLデータベースを作成すると、データベースはバックアップから自動的に除外されます。
    データベースを除外するには、データベースの命名規則でサブクライアント フィルターを構成します。 例えば、文字列 “test” を含む名前のデータベースを除外するようにフィルターを構成できます。

CommCell 管理 

  • Command Centerのカスタマイズとブランディングの強化 - Command Centerの既存のカスタマイズとブランディング機能に新しい機能が追加されました。 例えば、ログイン画面にカスタムの背景画像と警告ログイン バナーを追加することができるようになりました。
    主な機能:
    Command Centerの追加のカスタマイズとブランディング機能は次のとおりです。
    • カスタムの背景画像と警告ログインバナーをログイン画面に追加できます。
    • ヘッダー バーのカスタム ロゴをログイン画面のカスタム ロゴとして再利用できます。
    • ナビゲーションのパンくずリスト (breadcrumbs)、アイコン、ナビゲーション テキスト、リンクの色をカスタマイズできます。
  • バックアップが必要なアプリケーションの自動検出 - サーバー上のサードパーティ アプリケーションを検出し、アプリケーションをバックアップするCommvaultソフトウェアをインストールするには、Command CenterのAuto discover applicationsオプションを使用します。 サーバー グループ内のすべてのサーバーまたは社内のすべてのサーバーのサードパーティ アプリケーションを自動で検出できます。

データ管理

  • Exchange Server 2019のデータベース ライブ ブラウズとリストア操作に対応 - ライブ ブラウズを使用して、Exchange Server 2019メールのグラニュラー リカバリを実行できます。
  • ウィザードを使用したストレージ ポリシー コピーの作成のシンプル化 - ストレージ ポリシー コピー作成ウィザードを使用して、コピー作成プロセスを実行し、コピー作成に不可欠な値のみの入力を要求することができます。

ソリューション

  • Command Centerを使用したAlibaba Cloud Object Storage ServiceとIBM Cloud Object Storageのデータのバックアップとリストア - Command CenterのObject Storageを使用して、Alibaba Cloud Object Storage ServiceとIBM Cloud Object Storageのオブジェクト データをバックアップすることができます。
    オブジェクト ストレージ リポジトリから元の場所へ、他のオブジェクト ストレージ リポジトリへ、またはディスクへデータをリストアできます。

ツールとユーティリティ

  • Credentials Managerでのワークフロー認証情報の管理 - GetCredentials制御フロー アクティビティを使用して、ワークフローで使用される資格情報を管理します。GetCredentialsアクティビティは、Commvault Credentials Managerから資格情報を取得します。 資格情報が変更された場合は、個々のワークフロー アクティビティではなく、シンプルにCredentials Managerで資格情報を更新することができます。

仮想化

  • Amazon Adminアカウントからデータ保護リソースを使用する - Amazon Web Services (AWS) の仮想クライアント (ハイパーバイザー) を構成して、データ保護操作に別のAdminアカウントを使用することができます。
    この方法には、次の利点があります:
    • テナントの運用アカウントに対するバックアップ操作とリストア操作の影響を軽減します。
    • テナント アカウントに必要な構成要件を最小限にします。
    • テナントがAmazonにプロキシ (アクセス ノード) とMediaAgentをデプロイする必要がなくなり、テナントのコストが削減されます。
    • テナントからバックアップ インフラストラクチャを見えなくします。

この機能を使用すると、マネージド サービス環境のテナントは、データ保護操作をサポートするマネージド サービス プロバイダー (MSP) が提供するリソースにアクセスできます。 同様に、組織内のグループは、データ保護のためのインフラストラクチャを提供するAWS Adminアカウントから共有リソースにアクセスできます。
CommCell ConsoleまたはCommand CenterでAdminアカウントへのアクセスを構成できます。 運用アカウントは、ストリーミング バックアップ操作、IntelliSnapバックアップ操作、バックアップ コピー操作、リストア操作にAdminアカウントを使用できます。
操作用に、WindowsプロキシとLinuxプロキシを使用でき、WindowsインスタンスとLinuxインスタンスを含めることができます。

  • VMware vSphere Client用のCommvaultプラグイン (HTML5バージョン) - Commvaultプラグインは、VMware vSphere Client (HTML5バージョン) 内からの仮想マシンとファイルのリカバリを提供します。 vSphereユーザーは、vSphere Client内のCommvault Command Centerを使用して、仮想マシンまたはファイルを管理およびリストアできます。
    vCenterがWindowsまたはLinuxマシンで実行されている場合、vSphere 6.5.xまたはvSphere 6.7.xでCommvaultプラグインを使用できます。
  • VMware VMを別の場所へのリストアするため、エンドユーザーが選択できるリカバリ ターゲットを定義 - Command Centerで、管理者ユーザーがVMware VMのリカバリ ターゲットを定義できます。
    VMwareまたはCommvaultインフラストラクチャへのアクセスが制限されているユーザーまたはユーザー グループにリカバリ ターゲットが関連付けられている場合、エンドユーザーは別の場所へVMをフル リカバリする際、リカバリ ターゲットを選択できます。
  • AWS 64ビットArm LinuxインスタンスへのVirtual Server Agent、File System Agent、MediaAgentのインストール - 64ビットArmプロセッサを使用するAWS Linuxインスタンスをデプロイすれば、次のパッケージのいずれかをインストールすることができます。
    • Virtual Server Agent (VSA)
    • Linux File System Agent
    •  MediaAgent

64ビットArmプロセッサを使用するAWSインスタンスは、データ保護インフラストラクチャに低コストオプションを提供します。
セットアップ要件:

    • 64ビットArmプロセッサを使用するAWS LinuxインスタンスにVirtual Server Agentをインストールする場合、Linux Proxyとして利用可能にするためにそのインスタンスにMonoをインストールしてください。
       
  • 仮想マシンのAlibaba Cloud ECSへの変換 - VMwareのバックアップから仮想マシンをリストアする際、VMをAlibaba Cloud ECSに変換することができます。
    この機能は、ワークロードをAlibaba Cloud ECSに移行するために使用でき、Command Centerで利用できます。
  • Google Cloud Platformで、ひとつの仮想化クライアントを使用して複数のプロジェクトからインスタンスをバックアップ - Google Cloud Platform (GCP) の場合、すべてのGCPプロジェクトに対してひとつの仮想クライアントを作成できます。 任意のリージョンまたはゾーンの複数のプロジェクトからインスタンスをバックアップおよびリストアできます。
    セットアップ要件:
    • GCP サービス アカウント
    • Index Version 2のGCP仮想クライアント
  • AWSの制限付きIAMロールを使用する - CommvaultオペレーションのAWSリソースへのアクセスを制限するため、Commvaultによって作成および使用されるリソースへのアクセスを制限するポリシーを作成できます。
    次のいずれかの方法を使用して、そのポリシーをAmazonハイパーバイザー (Commvault仮想クライアント) に関連付けることができます:
    • ポリシーを使用するIAMロールを作成し、ハイパーバイザーのVSAプロキシとして設定されているAmazonインスタンスにロールをアタッチします。この方法では、Commvaultでハイパーバイザーを構成するときに認証用のIAM Roleオプションを選択し、IAMロールがアタッチされているアクセス ノード (VSAプロキシ) を指定します。
    • 制限付きポリシーをユーザーまたはユーザー グループにアタッチします。この方法では、Commvaultでハイパーバイザーを構成する時、認証用にAccess and Secret Keyオプションを選択し、制限付きポリシーがアタッチされているユーザーに関連付けられているアクセス キーとシークレット キーを入力します。

この制限付きロールは、Command CenterまたはCommCell Consoleから実行される操作に使用できます。
主な特徴:
アクセス制限付きのロールを使用して、次の操作を実行できます。

    • ストリーミング バックアップ
    • ストリーミング バックアップからサポートされているすべてのリストア操作
    • IntelliSnapバックアップ
    • IntelliSnapバックアップからサポートされているすべてのリストア操作
    • それぞれの管理者アカウントで構成されたリソースを使用して、マネージド サービス環境でテナント ユーザーが実行する操作
    • クロス ハイパーバイザー リストア (VM変換) とVMwareからAWSへのライブ シンク レプリケーション
    • AWSからAWSへのライブ シンク レプリケーション