第5回 数百台規模のVMware仮想マシン。バックアップ/リカバリ、ディザスタ リカバリ対策はどう行う?

仮想マシン (VM) のデータ保護を考える時、企業ではさまざまな課題が持ち上がります。今回は下記4つの課題を解決すべく、Commvaultの現実的なVMデータ保護ソリューションをご紹介します。

【課題 1】 本番環境に影響を与えることなく、数分でVMのデータ保護を完了したい

仮想マシンの一般的なバックアップ方法は、VADP (vStorage API for Data Protection) 対応のバックアップ エージェントを使って、データストアからVMイメージ ファイルを読み込み、バックアップ先のストレージへイメージ ファイルをコピーする方法です。Commvaultももちろんこの方法に対応しており、VSA (Virtual Server Agent) と呼ばれるエージェントを提供しています。中小規模のVM環境であればこの方法で十分です。しかしながら大規模環境になると、利用可能なバックアップ時間内にバックアップを完了することができなくなります。
 
そこでCommvaultは、ストレージのスナップショット機能と連携して仮想マシンのデータ保護を行うことで、百台規模のVMでも数分単位でデータ保護を行えるようIntelliSnap for VSA (Virtual Server Agent) を提供しています。IntelliSnap for VSAを使用することで、ストレージのスナップショットとVSAバックアップを簡単に連携することが可能になり、例えば500台のVMを17分でデータ保護完了することができます。本検証レポートは、こちらからダウンロード (.pdf, 916 KB)  いただけます。
 
ストレージのスナップショット機能を活用することで、本番環境への影響を最小限に抑えながら、1日に複数回、リカバリ ポイントを作成することができます。またCommvaultは、バックアップ データの外部保管のため、このスナップショットからバックアップ コピーを作成することができるので、本番環境にまったく影響を与えず、バックアップ データを取得することも可能です。

【課題 2】 VMのスプロール (無秩序な増殖) 問題を解決し、本当にバックアップの必要なVMだけをバックアップしたい

VMユーザーは、セルフサービス ポータルを使って、VMをどんどん作成していきます。特に開発/テスト環境ではこの傾向が顕著です。管理者がこれを放置しておくと無駄にリソースが消費され続け、VMのスプロール問題が発生します。Commvaultは単なるVMのデータ保護機能にとどまらず、使われなくなったVMを自動でリタイアさせ、リソースを再利用することを可能にする自動VMアーカイブ機能も提供しています。これにより、VMの最適なパフォーマンスが維持できるだけでなく、バックアップ対象となるVMを減らし、バックアップ時間を短縮することができます。

【課題 3】 人手を掛けず、リモートのDRサイトにもバックアップデータを保持したい

Commvaultには、ローカル サイトでバックアップしたデータを、重複排除したまま自動でリモート サイトへコピーするDASH Copyと呼ばれる機能があります。この機能を利用することで、人手を介さず、クラウドやデータセンターを利用したリモートのDRサイトへ、常に新しいバックアップ データを保管しておくことが可能になります。

【課題 4】 いざという時、リモートのDRサイトでVMを起動したい

DRサイトにバックアップ データを保管しておくだけでなく、いざという時、VMの電源をオンするだけで運用を開始したいという場合は、CommvaultのVMライブ シンク機能を使用することができます。ライブ シンクは、VMの変更分だけをESXサーバーへ自動的に転送し、DR用のVMにリストアし続けることで、DR用データを継続的に最新状態に更新する機能です。DASH Copyで新しいデータを受け取ったら、続けてライブ シンクを実行するよう設定しておくことが可能です。

このようにCommvault を使ったVMのデータ保護は、本番データに1回アクセスするだけで、バックアップ/リカバリ、アーカイブ、DR対策といった複数のオペレーションに、そのデータを何度も利用することができます。

 

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2015.09