Tips-03

ここが知りたかったよ Commvault ! (その1)

Commvaultをお使いいただいている中で、こんなことを思ったことはありませんか ?

  • CommCell Consoleの「ジョブ コントローラ」で、ついさっきまで「完了」や「失敗」等のジョブの実行結果が表示されていたのに、少し目を離したら消えていた !
    いつの間に消えてしまったの ?
  • Commvaultをインターネット接続のある環境で使っていたらいつの間にかアップデートがされていた。
    アップデートの適用は自分で決めたタイミングで実施したいので自動アップデートされる設定は止めたい。
  • ネットワーク接続が切断されているサーバーのバックアップジョブが「保留」状態で残り続けているように見えるけどタイムアウトしないの ?

今回はCommvaultをお使いいただいていると誰でも一度は思うであろうこれらの疑問についてお答えしていきます。

ジョブ コントローラでのジョブの実行結果の表示時間

CommCell Consoleのジョブ コントローラは、CommCell環境内で現在実行中のジョブを管理したり状況を確認したりするのに利用できます。
Commvaultでバックアップ運用をされている方であれば毎日のようにご覧になっている方も多いのではないでしょうか。「ジョブ コントローラって何? そんなのCommCell Consoleに見当たらないよ ?」という方はCommCell Consoleのリボンから[ホーム]タブをクリックして選択し[ジョブ コントローラ]をクリックして表示させてください。

ジョブ コントローラには現在実行中のジョブのみでなく、実行が終了しステータスが「完了」・「中止」・「失敗」のステータスで終了したジョブも表示されます。

しかし少し時間が経つと以下の画面ショットのようにこれらの終了したジョブの表示が消えてしまいます。
Commvaultを使い始めたばかりの時に「あれ、あのジョブの実行結果はもう確認できないの ?!」と思われることも多いと思います。

ジョブ コントローラのデフォルト設定では「終了したジョブの結果が表示されている時間は300秒」です。
300秒 (5分) は短いと思われる方も多いと思いますので、ここではこのデフォルト値の300秒を変更する方法についてご紹介します。

CommCell Consoleのリボンから[ホーム]タブをクリックして選択し [コントロールパネル] をクリックします。

「コントロール パネル」のウィンドウが表示されますので、[ユーザー]カテゴリの中の[ユーザー プリファレンス]をクリックしてください。

「ユーザー プリファレンス」のウィンドウが表示されたら、その中にある[ジョブ]タブを選択してください。
このタブの中に「中止/失敗/完了ジョブのジョブ コントローラのステータス保持」という設定があり「保持時間(秒)」の値が300になっているのが確認できます。
この設定値を大きくすることで、終了したジョブの結果を確認できる時間を長くすることができます。
この「保持時間(秒)」に設定可能な最大値は 86400 です。
つまり最大で1日間表示させておくことが可能ということになります。

変更したい場合、値を書きかえて[OK]をクリックしてください。

ジョブの終了後、保持時間の経過によりジョブ コントローラから表示が消えたジョブの実行結果をCommCell Consoleから確認することもできます。
ここではその方法の一例として、サブクライアント単位で過去のバックアップ ジョブの実行結果を確認する方法をご紹介しておきます。

CommCell Consoleでバックアップの実行結果を確認したいサブクライアント名を右クリックし、[バックアップ履歴]をクリックします。

以下の画面ショットのように「バックアップ履歴のフィルタ」のウィンドウが表示されます。
このウィンドウではフルや増分などのバックアップ タイプや、ジョブのステータス・時間などを使用して表示するバックアップの履歴を絞り込むことができます。今回は特に絞り込みの設定は行わないこととし [OK] をクリックしてみます。

以下のように対象のサブクライアントのバックアップ履歴が一覧で表示されますので、目的のバックアップ履歴の行をダブル クリックして実行結果の詳細を確認することができます。

更新のダウンロード・サービスパックやホットフィックスのスケジュールベースでのインストールの無効化

Commvaultでは利用可能な更新をダウンロードし、サービス パックやホット フィックスをインストールするためのスケジュールがデフォルトで有効になっています。
このスケジュールを確認したい場合はCommCell Consoleの左側のCommCellブラウザの一番上に表示されているCommServeの名前を右クリックして、表示されたメニューから [ビュー] 以下にある [スケジュール] を選択してください。

CommCell Consoleの右側にスケジュールが表示されますが、その中にスケジュール名が「System Created Download Software」・「System Created Install Software」・「System Created Install Software for Laptops(Service Pack 11の場合)」となっているものがあります。
[ステータス]の箇所にチェックが入っており、これらのスケジュールが有効であることを意味します。
この状態ですとCommServeがインターネット接続環境にある場合はスケジュール ベースで更新のダウンロードやインストールが実行されます。

更新の適用は自分で行いたいという場合はこれらのスケジュールを無効にします。
無効にするには、これらのスケジュール名の行を選択して右クリックし [無効化] を選択します。

以下のように「無効化の確認」のポップアップが表示されますので [はい] をクリックします。

この操作を行うことで、これらのスケジュールの行の[ステータス]のチェックボックスのチェックがクリアされ、無効にすることができますので、バックアップ管理者の任意のタイミングでCommvaultのアップデートを行うことができるようになります。

ネットワーク接続が切断されているクライアントのバックアップ ジョブのタイムアウト設定

Commvaultではデフォルトの状態の場合、クライアント上のサービスが停止している、あるいはネットワーク接続が切断されている等の理由でクライアントに到達できない状況ではバックアップ ジョブはステータスが「保留」の状態となりそのまま残り続けます。
CommCell Consoleのジョブ コントローラで確認すると以下のような状態となります。

この「保留」のステータスとなったバックアップ ジョブですが、バックアップ管理者によっては、指定した時間が経過した時点で失敗として終了させたいとお考えになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなネットワーク接続が切断されているクライアントのバックアップ ジョブを一定時間経過後にタイムアウトさせたい場合はCommServeに追加設定を行う必要があります。

この追加設定ですが、クライアントの種類によって追加する設定が異なります。

クライアントがラップトップの場合、
”JMMaxAllowedClientOfflineTimeLaptop” の設定を行います。

クライアントがラップトップではなくサーバー等、他の全てのクライアントを対象とする場合、
”JMMaxAllowedClientOfflineTimeDesktop” の設定を行います。

ここではサーバーのクライアントを想定し、”JMMaxAllowedClientOfflineTimeDesktop” の設定を行う方法をご紹介します。CommCell Consoleの左側のCommCellブラウザの一番上にあるCommServeの名前を右クリックし、表示されたメニューから[プロパティ]を選択します。

「CommCellプロパティ」のウィンドウが表示されますので [追加設定] のタブをクリックします。
この[追加設定]で ”JMMaxAllowedClientOfflineTimeDesktop” を追加するため [追加] をクリックします。

以下のような「追加設定を追加」というウィンドウが開きますので「名称」の欄の右側にある[検索]をクリックします。

「追加設定を検索」のウィンドウが表示されますのでウィンドウ下部の「検索」の箇所に”JMMaxA”と入力してください。そうするとウィンドウ内に表示される追加の設定が ”JMMaxA” の文字列で始まる2つの設定のみに絞り込めますので ”JMMaxAllowedClientOfflineTimeDesktop” を選択してから [OK] をクリックします。

[OK]をクリックすると再度「追加設定を追加」のウィンドウに戻ってきます。
この状態では「値」の箇所が0となっています。

この「値」の箇所に「保留」状態を維持したい時間を分単位で指定します。
例えば保留状態を維持したい時間が3分であれば「値」の箇所の数値を3に書き換えてから[OK]をクリックしてください。

※ここでは設定方法の説明のため3という値を指定していますが、弊社では特にこの値を推奨するわけではありません。
具体的な値に関しては、バックアップ ジョブを「保留」状態としたい時間に応じてお客様の判断で設定してください。

「CommCellプロパティ」のウィンドウに戻ってきますので [OK] をクリックします。

以下のようにCommServeでサービスの再起動を促すポップアップが表示されますので [OK] をクリックします。

”JMMaxAllowedClientOfflineTimeDesktop” の設定を反映するには CommServeでCommvault Job Managerサービスを再起動する必要があります。

Commvault Process Managerを使用すると Commvaultのサービス起動・停止・再起動を簡単に実行できます。
CommServe・MediaAgent・Commvaultの各種エージェントが導入されているコンピュータ上には Commvault Process Manager が導入されていますので CommServeでCommvault Process Managerを起動し、起動後に[サービス]タブをクリックしてください。

※[サービス]タブで表示されるサービスは Commvaultのインストール時に選択したパッケージに応じて表示される内容が異なります。

ここで CommServe Services以下に表示されている「Commvault Job Manager」を右クリックして表示されるメニューから[再起動]をクリックします。
クリック後は「Commvault Job Manager」の左側に表示されているアイコンが緑色の三角形となるまでお待ちください。
緑色の三角形になれば再起動の処理が完了していますので、”JMMaxAllowedClientOfflineTimeDesktop” の設定が反映されています。

この設定後は、ネットワーク接続が切断されているクライアントのバックアップ ジョブが実行された場合、ジョブは保留となった後に指定した時間 (今回の例では3分) が経過するとジョブは失敗して終了となります。

Posted on 2018.05