Tips-14

Commvaultでのバックアップのスケジューリング

今回はCommvaultでバックアップジョブのスケジュールを行う方法について解説します。
「ライブラリ」・「グローバル重複排除ポリシー」・「ストレージ ポリシー」・「サブクライアント」を定義した後にバックアップを行うことになりますが、多くの場合はバックアップを開始する時刻をスケジューリングして定期的にバックアップを実行するのではないでしょうか。
今回は具体的にスケジューリングを実施する方法を説明していきます。

Commvaultでのバックアップのスケジューリング方法

Commvaultでバックアップをスケジューリングする方法は、大きく以下の2通りに分けられます。

  • 各サブクライアントに個別にスケジュールを設定する
  • スケジュールポリシーを作成しサブクライアントに関連付ける 

各サブクライアントに個別にスケジュールを設定する方法の場合、多数のサブクライアントが存在する時はそれぞれ個別に設定することになるためどうしても設定作業量が増えてしまいます。
複数のサブクライアントに同じスケジュールでバックアップを設定する場合はスケジュールポリシーを作成しサブクライアントに関連付ける方法を使用した方が設定作業量を大幅に減らすことができます。
ここではこれらの2通りの方法をご紹介していきます。

方法-1: 各サブクライアントに個別にスケジュールを設定する

まず各サブクライアントに個別にスケジュールを設定する基本的な方法からご紹介します。
ここではサブクライアントの作成方法は省略しますので、ご興味のある方は こちらを参照してください。

各サブクライアントに個別にスケジュールをするには、対象のサブクライアントを右クリックし、[バックアップ]を選択します。

「サブクライアントのバックアップ オプション」のウィンドウが表示されます。
「ジョブの開始」の枠内にある[スケジュール]を選択し、その右側にある[構成]をクリックします。

「スケジュール詳細」のウィンドウが表示されます。
この例では、前の「サブクライアントのバックアップオプション」のウィンドウの左側の「バックアップ タイプ」で[増分]が選択されていますので、増分バックアップをいつ実行するかをスケジューリングすることになります。

まずスケジュール名を入力します。
増分バックアップのスケジュール名なので、ここでは”incremental”としてみます。

次にこの増分バックアップをいつ実行するかを指定します。
例えば、毎日21:00に開始するスケジュールを設定したい場合は下図のように、月曜日から日曜日までの全ての曜日にチェックを入れ、開始時間を21:00とします。

毎日実行する場合は上図のように「週単位」で全ての曜日にチェックを入れてもよいですし、下記のように「日単位」での設定で開始時間を21:00にしても同様のスケジュールを設定することができます。

ここでは「週単位」で月曜日から日曜日までの全ての曜日にチェックを入れ、開始時間を21:00として進めてみます。
曜日のチェックと開始時間の設定を確認の上、「スケジュール詳細」ウィンドウの下にある[OK]をクリックします。
[OK]をクリックすると「サブクライアントのバックアップオプション」のウィンドウに戻ります。
ウィンドウ下部の[OK]をクリックするとスケジュールの作成は完了です。

サブクライアントに対して作成済みのスケジュールを確認したい場合は対象のサブクライアントを右クリックし、[スケジュール]を選択します。

そうすると以下のようにサブクライアントに対して設定されているスケジュールを確認できます。

スケジュール設定の内容を確認したい場合は対象のスケジュールを右クリックし、[編集]を選択すれば確認できますし、
必要に応じて設定内容を変更することもできます。

このようにして各サブクライアントに個別にスケジュールを作成することができます。
バックアップ対象のクライアント数・サブクライアント数が少なければこの方法でよいのですが、大規模な環境の場合はこの手順を繰り返してスケジュールを設定するのは少々大変かもしれません。

この例では増分バックアップのスケジュールのみを行いましたが、合成フルバックアップもスケジュール実行したい場合は「バックアップタイプ」を合成フルにし、スケジュールを設定することになりますので、さらに設定作業の量が増加することになります。

複数のサブクライアントに同じバックアップのスケジュールを設定する場合は次に説明するスケジュールポリシーを活用いただくことで設定作業を効率良く行うことができます。

方法-2: スケジュールポリシーを作成しサブクライアントに関連付ける

スケジュールポリシーを作成する場合、CommCell Console左側のCommCell ブラウザで[ポリシー]の配下にある[スケジュール ポリシー]を右クリックし、[新規スケジュール ポリシー]を選択します。

以下の「新しいスケジュール ポリシー」のウィンドウが表示されます。

まずは作成するスケジュールポリシーの名称を入力します。
任意の名称で問題ありませんが、ここでは ”SchedulePolicy01” としてみます。

エージェント タイプはバックアップ対象に応じたものを選択します。
例えば、Windows上のファイルのバックアップを行うスケジュール ポリシーを作成する場合は、[ファイル] > [保護されているファイル]の配下にある[Windows File System]を選択します。

エージェントタイプを選択したら、どのタイプのバックアップを、いつ実行開始するのかを定義します。
ウィンドウ下部にあるタスクの枠の右下にある[追加]をクリックします。

「バックアップ タスク オプション」のウィンドウが表示されます。
増分バックアップのスケジュールを定義する場合は[バックアップ オプション]タブのバックアップ タイプで「増分」を選択します。

次に増分バックアップのスケジュールを定義します。
[スケジュール パターン]タブを選択すると、先程、サブクライアントに対してスケジュールを設定した時と同様の画面が表示されます。

毎日増分バックアップを21:00開始でスケジューリングしたい場合は下図のようにすべての曜日にチェックを入れて開始時間を21:00にします。
スケジュールには名前を付ける必要がありますので任意のスケジュール名を入力します。
このようにしてバックアップ オプション・スケジュール パターンの設定が完了したら右下の[OK]をクリックします。

これでスケジュール ポリシーに増分バックアップのスケジュールを含めることができました。
このスケジュール ポリシーに合成フルバックアップのスケジュールを追加したい場合は再度タスクの枠の右下にある[追加]をクリックします。

今回は合成フルバックアップなので、[バックアップ オプション]タブのバックアップ タイプで「合成フル」を選択します。

その後、[スケジュール パターン]タブを選択し合成フルバックアップを行うスケジュールを設定します。
例えば、週1回、毎週日曜日の9:00から合成フルバックパップを実行したい場合、「週単位」を選択し、曜日では日曜日のみにチェックを入れ、開始時間を9:00にします。
その後、任意のスケジュール名を入力してから右下の[OK]をクリックします。

これで各バックアップのスケジュールを定義できましたので次にこれをどのサブクライアントに割り当てるかを決めます。

「新しいスケジュールポリシー」のウィンドウで[関連付け]タブをクリックします。
そうするとクライアント コンピュータ グループやクライアント コンピュータの名称がリストされますので、それらを展開し、スケジュールを割り当てたいサブクライアントにチェックを入れます。
下図のように、まとめて複数のサブクライアントのチェックを入れて一度にスケジュールを設定することもできます。チェックを入れたら右下の[OK]をクリックして完了です。

スケジュール ポリシーを使用してサブクライアントに割り当てられたスケジュールを確認したい場合は個々のサブクライアントに対してスケジュール設定をした時と同様に、サブクライアントを右クリックし、[スケジュール]を選択します。

そうすると下図のように、サブクライアントに関連付いたスケジュールが表示されます。

まとめ
今回は基本的な内容ではありますが、Commvaultでバックアップをスケジューリングする方法についてご紹介させていただきました。スケジュールを設定するサブクライアントの個数が少ない場合は各サブクライアントに個別にスケジュールを設定する方法で問題ありません。
大規模環境などでサブクライアントの数が多く、設定するスケジュールの種類も多い場合は是非スケジュール ポリシーを活用してみてください。

※画面ショットはCommvault v11 Service Pack 14の環境で確認したものです。


【参考資料】
・用語集
・Commvaultの基礎的な用語を今一度整理してみる (その1)
・Commvaultの基礎的な用語を今一度整理してみる (その2)
・Getting Started – Scheduling a Backup
・Getting Started with Schedule Policies
・Quick Start Guide – Create a Subclient

Posted on 2019.07