(運用 Tips) エラーしきい値について

今回は Commvault のエラーしきい値についてご紹介します。

注: 手順および画面ショットは Commvault V11 Feature Release 24 (11.24) の環境で確認、取得したものです。異なるバージョンでは手順および画面ショットに差異がある可能性があります。

バックアップ ジョブの実行後にジョブの詳細を確認すると、「エラー: 0 フォルダ、1 ファイル」という表示がされていることがあります。

エラーがあるのにジョブが「完了」となっている、ということで疑問に思われるかもしれません。

実は、Commvault には「エラーのしきい値」と呼ばれる設定があります。Windows や UNIX 系のファイル システムのバックアップでは、デフォルトではバックアップに失敗したファイルの数が 100 よりも多く、かつ失敗したファイルの割合が対象のファイル数の 50% よりも多い場合に「エラーありで完了」の状態となります。この条件を満たさない場合はバックアップできなかったファイルがあったとしても「完了」の状態になります。

この設定値は変更することができます。

エラーしきい値の変更方法

バックアップに失敗したファイルが 1 つでもあった場合に、「エラーありで完了」のステータスにする設定をします。

1. CommCell Console のリボンから [コントロール パネル] をクリックします。

2. [コントロール パネル] ダイアログが表示されたら、[ジョブ管理] をクリックします。

3. [ジョブ管理] ダイアログが表示されたら、[エラー時ジョブ ステータス] タブをクリックします。

4. [エラー時ジョブ ステータス] タブではエージェントの種類ごとにエラーに関するしきい値を設定することができます。[Windows ファイル システム] を選択して [エラーのしきい値] タブをクリックします。

5. [エラーのしきい値] タブが表示され、現状の設定が表示されます。

6. 変更する設定を選択して、[編集] をクリックします。

7. [ジョブエラーしきい値ルールを編集します] ダイアログが表示されます。失敗したファイルの数が 100 より多く、失敗したファイルの割合が 50 % よりも多い場合に [エラーありで完了] の状態になる設定になっていることが確認できます。

8. 1 つでも失敗した場合に [エラーありで完了] の状態になるようにするため、設定されている数値を両方とも 0 に設定して、[OK] をクリックします。

9. [エラーのしきい値] タブで表示されている設定値が変更されていることを確認して、[OK] をクリックします。

設定内容の確認

エラーのしきい値の設定を変更した後に、バックアップ ジョブを再度実行してみます。1 つでもバックアップに失敗したファイルがあった場合に [エラーありで完了] の状態でジョブは終了しますので、エラーが発生していることが気づきやすくなります。

参考資料